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肋骨を閉じておくのが苦しいとき

「肋骨が硬いんです」

先日レッスンに来てくださった方が
ご自身のことをそう言ってたのです
硬いというのは 締めているってことですね

力で締めないと閉じておけないということは
”開いてしまうような何かをやっている”ってことです

姿勢について何を気をつけているかを尋ねました

「肩を開いて 肩甲骨を下げて 肋骨が前に出ないように」
(ちなみにバレエをやってる人)

・・・なるほど!
あなたもやってみてください

肩を開いて(あるいは胸を開いて)肩甲骨を下げる
これをやると肋骨はどうなりますか?

はい 下の方が前に押されて開きますよね

それをやりながら「前に出ないように」
がんばって閉じようとしていたら・・・

肋骨からお腹も含めてがっちり硬くなるでしょ

押して出そうとしながら 閉じて引っ込める
アクセルとブレーキを一緒にかけるようなもの
矛盾したことをがんばってやっていたわけです


肩は開こうとしなくていいし
肩甲骨も下げておかなくていいのです

だってそれは 頭と脊椎のバランスシステムが
上手くはたらいているときに自然に起きることだから

それに肩甲骨は腕と一緒に動く場所なので
どこかに置いておこうとしたら 腕の動きの邪魔になります

アレクサンダー・テクニークをお伝えして
楽な首とふわっと高い頭で 全部が動ける私に戻っていくと
肋骨も自然と閉じて 肩甲骨も自由になりました
全体の余分な力みも減って 雰囲気も柔らかくなりましたよ💗

注意されたから 良かれと思ってやっていて
実は身体ややりたい動きに合わないことって
けっこうたくさんあるのです

気づかないまま無理な努力を続けても 悩みは解決できませんよね

「どうして上手くいかないんだろう」
「がんばってもできないんだろう」

そういう時はぜひご相談ください(^^)b

身体は本来自然にバランスして動けるものだし
痛みなく動くこともできるようになっています

骨の身体を尊重した自然な使い方に戻ると
悩みは自ずと改善されていきますよ💗

今回お伝えしたことは 腰痛の原因にもなっています
背中から腰が硬い 痛みが起きやすい人は
9月23日のワークショップへどうぞ

HP:AT Dance 〜踊る身体のコツを知る!


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