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レッスン中のハプニング どう対処する?

レッスンの中の大事な場面で生徒さんのスマホが鳴ったら 
あなたはどうしますか?

「誰のスマホ? ちゃんと鳴らないように切っておきなさい!」

そんなふうに言うかもしれませんね。
でも キャシーさんは違うんです。

こんにちは。
身体と動きの可能性をひらくダンス・キラメキスト
アレクサンダー・テクニーク国際認定教師
AT Dance さちこです。

キャシー・マデンさん
レッスンを受けた誰もが彼女を好きになってしまう
アレクサンダー・テクニークのマスターティーチャーです。

クラスの最中に誰かのスマホが大きな音で鳴り出したら
キャシーさんは

・・踊ります(笑)

叱ったり、切っておきなさいなんて言いません。
「また誰かの携帯が鳴ったらみんなで踊りましょう!」
スマホが鳴ることをゲームにしちゃう!
(過去に実際にそうなってみんなが動き出したことがありましたよ(笑)

なぜそんなことをするのかというと
そこにいる生徒たちを緊張から解放するため

大事な場面でスマホが鳴ると「誰?私?」 その場に緊張が走りますね。
鳴らした人は身体をギュッと縮めて慌てて止めに行くでしょう。
でも、縮めること慌てることは、これからやろうとすることには役立ちません。
鳴らしてしまったことを責めるのも同じ。

ましてやダンスレッスンならなおさらです。
恐怖や不安でその場を支配することは
生徒さんの緊張を増やし、動けなくします。

先日のクラスでまさに始めようとしたときに誰かのスマホが鳴って
キャシーさんはそれが合図かのように踊り出しました。
見ている私たちも安心して楽しい気分になります。

鳴らした誰かは 慌てることもバツが悪い気分になることもなく
何事もなかったかのように和やかにクラスがスタートしました。

この懐の深さこそが彼女の魅力。
もちろん、誰かがレッスンを邪魔するような大きな声でおしゃべりをしていたら
「それは外でやってね」とちゃんと言いますよ。

でも 生徒さんを緊張させるようなあり方は絶対にしません。
彼女のレッスンのベースにあるのは
「Invite=招待する」だから。

以前トミー・トンプソンさんを紹介しましたが
彼のワードは「コンパッション=共にいること」でした。
言葉は違うけどその質は共通しています。

そこから生まれるのは「安心・安全」
それがあってこそ、生徒さんは緊張を手放して自分の可能性を開いていけます。

あなたの教えるクラスはどんな雰囲気ですか?
教えるときのあなたは楽ですか?

ダンスなど身体を動かすことを教えるときに
こうしたアレクサンダー・テクニークの考えを取り入れませんか。

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