Sound Post 01
かれこれDJを28年程やってきて思うことがる。
DJが産み出す創作物の1つとして、曲と曲を繋ぐことができる機械「DJ Mixer」を使った「DJ Mix」は唯一無二の手法だと思う。多様なテーマ性ある構成や、即興性を重視し録音した物が「Mix Tape」や「Mix CD」としてこの世に誕生する。この15年ぐらいはデータが主流となり、Mix CloudやSound Cloudのようなアプリやウェブサイトでも聴ける(DLもできる)ようになっている。
「DJ Mix」そのものは現在もしっかりと存在し、今もなおファンを楽しませ続けていることは間違いないし、残すべき重要なDJ文化なのは間違いない事実。
しばらくDJ Mixを創っていない自分でさえ、まだ創りたい気持ちがある。
とは言え、クラブ遊びをするリスナー以外で、果たしてどこまでその「音楽」は届くのだろうか?という素朴な疑問がある。引っ掛かっているというべきか。
年々、セレクトショップ的な個人店が減り、センスの良い人物に遭遇しにくくなった今日の世界。買い物はショッピングモールかネットで通販。情報はほぼネット。そのネットの情報を知る者同士内での会話。うーむ…これは広く見えて、とてつもなく狭い世界観なのではないだろうか。このことについてはまだ上手くは言えないが、1つ言い切れることとしては、コアなリスナー以外にも良い音楽が届いた方が良いに決まっているということ。お節介だけど、必要なお節介。
そこで1つ試したいのが「サブスク」の活用。Apple MusicやSpotifyといったサブスクを活用することで、それらを利用しているリスナーへと範囲が広げられる。
「え?そんなの利用してない」という場合は…リストを見て、気になる曲を1曲単位でYouTubeで検索してもらうしかないが、それでも意欲があればその音楽に必ずアクセスすることが可能となる。これは大きな意味がある。
そもそもDJや音楽ラバーは曲を探したり選んだりするのが好き。
だから言われなくても勝手にやってる。それをちょっとお裾分け。
むしろ、DJでは使わないような曲を活用して、聴き手の様々なシチュエーションで遠隔DJ的に流せるという新しい楽しさも産まれる。これが実際にかなり楽しい。勿論、無反応なこともあるが、そんなの十人十色なので気にしない。
音楽や映画は出会いも重要。ネットの情報は多すぎて上手く探せなくなってきてるし、街中に「セレクトショップ」がほぼ無き今、音楽好きの個々がその役割を少しずつ担っても良いのではないか?と思う次第でして。
ということで、プレイリスト「Sound Post=音の便り」と題して、不定期ながらにも公開と共有していこうと思う。まずは2022年7月に作成した「01」を。
Hip Hop、Beat、Jazzが中心。Vocal物も少々。
ちょっと楽しい感じ。作業のBGMにも良きかも。
Apple Music ↓
Spotify ↑
selected by KTNB a.k.a OMNIVORA
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