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PDCA-Ⅱ  ~より良くサイクルを回すため~

こんにちは! あたたけ です。

あたたけがPDCA信者なのはお気づきの方も多いと思います。
ネット上では『PDCAは古い』とか『時間がかかる』とかネガティブな意見もありますけどね。
あたたけからすれば、『PDCAに欠点がある』というよりも、『使う側が理解不足で失敗してる』かと。

さて、そんなこんなで『PDCAをなるべく失敗せずに使うために何が大切か』を日々考える中、なんとなく?考えが整理できた気がしますので、今回は改めてそのあたりをまとめてみます。

1.目的は明確に

何のためのPDCAなのか』をキチンと理解しておかないと、『計画通りに進めること(P⇒D)』が目的と勘違いしてしまい、何も成果が出ないって話です。
あと、目的があいまいだと後述の妥当性確認や検証も『何を確認するのか』がわからなくなりますね。

まぁ、この辺りは今さらな話ですね。
なのでありがちな問題も何となく気づいていたり、いなかったり。

2.妥当性確認、モニタリング、検証を当てはめる

PDCAサイクルをうまく回すには、都度、状況や効果の確認をすることが重要です。
『都度』とビミョーな表現になってますが、ぶっちゃけ、サイクルが回りきらなくても常に目的を意識し、進捗を確認しろって話です。
これをしない人が『PDCAは時間がかかる≒サイクルの回転が遅くて使えない』とか言いそうですね。

さて、あたたけの場合、PDCAサイクルの一歩目はHACCPでしたので、これらの段階ごとの確認を『妥当性確認、モニタリング、検証』という言葉を使います。
で、こんな感じで『それぞれどの段階での確認か』を理解しています。

さらに、少し?別の認識として『確認には有効性と実施状況の2つの視点を持つ』というものがあります。
これを先ほどの『妥当性確認、モニタリング、検証』とあわせるとこのようになるでしょうか。

以前は『モニタリング≒Dの時点での確認』と考えていたのですが、『実施状況確認がモニタリング、有効性確認が検証とすると、2つあわせてCなのでは?』というようにシフトしてきています。

HACCPで考えると、『モニタリング≒作業者自身による確認』だと作業者の間違いがあるかもしれないので責任者が(記録を通して)確認をすることが多いです。
なので、『責任者による記録を元にした実施状況確認(記録確認)』がCだと言われそうですが、、、、
『作業者が客観的に自分の作業を確認する』という意味合いを強くするためにも、『モニタリング≒Cの一部』の方が良いんじゃないかなぁと。

ま、この辺りはあまり追及しすぎても、ただの言葉遊びで終わりそうな気もしますのでほどほどにしておきましょう。
大事なのは『実施前・時・後に(≒常に)都度、確認する』ですね。

3.対策・改善の前に全体評価

さて、PDCAのAは『対策・改善』というのが一般的でしょうか。

実は、これにも昔から違和感があります。
一言で表すと『改善しなくて良いときもあるでしょう??』って感じです。
『対策・改善』はあくまでもそれが必要な時にすれば良いはずなのに、必ずしないとダメなものとされるのは、ちょっとどうかと思うわけです。

ですので、改善をする前に、そのPDCAサイクル全体の成果を評価し、継続・修正・追加・終了の判断をしないとダメなんですよね。
さらに、ここでの評価・判断のインプットには『そのPDCAサイクルの成果』だけでなく、組織としての費用対効果まで含めることで、より実践に繋がる(≒机上の空論で終わらせない)のだろうなぁと。

当然、継続・修正・追加と判断された場合には、改善点の抽出・改善策の検討を仮説として立て、次の計画(P)に繋げることになります。
ちなみに、改善には『悪い点を失くす』だけでなく『良い点をより良くする』も含まれます。
なので、継続となった際にも単にそのまま継続するのではなく、資源(ヒト・モノ・カネ+時間)の許す限りは、改善するのが良いでしょう。

ということで、これらの内容を元に、『あたたけ的PDCA-Ⅱ』なるものを考えてみました。

・・・・なんか余計にわかりにくい気もしますね。。。。。
『要素が4つ』とシンプルなのがPDCAの良さだったってコト!?
まぁ、どんなものでも使い方次第ということで、少しでも誰かの参考になればなぁと思う、今日この頃です。

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ではでは。今回はこの辺りで!

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