リステリア食中毒!? ~前向きに考える~
こんにちは! あたたけ です。
海外の話ですが、リステリア食中毒の痛ましい情報が。。。。
※リステリアについてはこちらがシンプルでわかりやすいかと。
リステリアについては『日本でもその内、大きな問題になる』と言われ十数年?経ちますが、未だに大規模事故は発生していないんですよね。
ありがたいことです。
(反面、リステリア大規模食中毒第1号は起こしたくないというプレッシャーもあるのですが)
まぁ、実際には食中毒統計(≒行政機関への報告)に上がっていないだけで年間200~300人くらいの感染者が出ているという資料もありますが、それでも食中毒の主流ではないのが現状です
代表的な症状が悪寒・発熱・筋肉痛なので感染していてもインフルエンザ(というか風邪)と勘違いをしているだけ、原因食を食べてから発症までが長い(数週間の時も!)ので原因追及が難しい、等、色んな理由で『気づいていないだけ』ということもあるんでしょう。
『冷蔵(4℃以下)でも増える』『塩分が高くても増える』『自然環境中に広く存在する』と特徴を並べるとコワい(≒リスクが高い)としか言いようがないので、『いずれ必ず起こるであろう事故』として警戒感を高めるのも大事です。
ですが、あたたけ的に、こういう警戒感をあおるだけの品管関係者には違和感があるんですよね。
なんて言うんでしょう、後ろ向きというか、消極的というか、弱気すぎるというか、、、、、
『うまく行かないことだけ示してて楽しいの?』という感じでしょうか。
品管担当者としてはそれが正しいのかもしれませんけどね。
それでも、やっぱり『なぜ、現時点で大きな事故が起こっていないのか』という『うまく行ってる理由』もリスクとセットで積極的に示していく方が、
前向きな姿勢で良いんじゃないかなぁと思うわけです。
リスクを軽視するのは論外ではありますが、周りを巻き込んで対応していくには『前向きな姿勢』って大事だと思うんですよね。
特にリスクが潜在的なものであれば、話を聞いた人が頭ではわかっても腹落ちはしにくいんですから。
『リスクがある』だけだと『だから何??』って反応で終わる気がします。
『こんなリスクがあるけど、今のこんな管理が出来てるので、(ある程度)回避できている(可能性が高い)』まで話をして、ようやく『じゃあ、引き続き気をつけよう』とか『追加でこんなこともしよう』って、現場レベルでの前向きな継続的改善に繋がるんじゃないのかなぁと思うわけです。
そう考えていくと、リスクを提示する立場の方々こそ、『前向きに仕事に取り組む姿勢』を見せる必要があるのかなぁという気がしてきますね。
よく話題にする『食品安全文化(≒組織全体で前向きに食の安全に取り組む姿勢)』というものが大事と言われるようになったのも、世の中の品管担当者がリスク過剰の話ばっかりしてて『食の安全は後ろ向きな取り組み』って雰囲気が作られてしまったのが原因だったのかと思ったり思わなかったり。
ということであれば、『規格にあるから』という後ろ向きな理由で食品安全文化に取り組むのは大いなる矛盾ですね。
おっと、リステリアの話から完全に離れてしまいましたね。
あたたけ的『日本でリステリア食中毒が問題になってない理由』ですが、まぁ、単純に『一般レベルでの衛生意識の差』だと考えています。
だって、リステリア食中毒予防でやるべきことって、結局は『食中毒予防3原則の徹底』ですからね。
アニサキスよりはよっぽどわかりやすいのです。
リステリア食中毒が増えかねない要因として『食品ロス問題で冷蔵品の期限を伸ばす』こともあるでしょうが、『人手不足≒今まで採用してなかったような人でも採用せざるを得ない』の方が大きい気がしています。
差別をするつもりはありませんが、『食品を扱わせたら危険』って方はいますからね。残念ながら。
何にしろ、誰かを巻き込んでと何かをする時には、『前向きな姿勢』って大事なんだろうなぁと思う今日この頃です。
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ではでは。今回はこの辺りで!
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