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精神論?気持ちの問題? ~意識して変わること/変わらないこと~

こんにちは! あたたけ です。

突然ですが、皆さんの周りでは『ヒューマンエラー』『作業者のミス』って起こっていませんか?
起こった時に、どんな対応していますか?

最近は『ヒューマンエラーを仕組みで解決する』『ミスしにくい仕組みにする』という考えが普通になってきて良いことだなぁと思います。
また、あたたけは精神論とか努力とか根性とかがあまり好きではありません。

が、『それってただの不注意、慣れからの油断じゃないの?』ということも良くあるわけです。
そういう時に、『注意喚起』をしてみると、『精神論じゃなく、仕組みで解決しないと!』とか言われ、モヤモヤすることがあるわけです。


・・・仕事に近い話だと愚痴っぽくなりますので、少し見方を変えてみます。
『階段を駆け下りて、転んでケガをした!』って時、どんな再発防止を考えますか?

スライド1

そんなん状況次第やろ!という声が聞こえてきそうですね。
その通りです!

階段側に問題がある(異様に急角度、段差が大きすぎor小さすぎ、狭い など)の場合は、階段の設計を見直さないとダメでしょう(余談ですが、あたたけの実家の階段は異様に急角度です。設計ミスじゃないかと思う時も。。。。)。

また、機械化(エスカレーターにする)というのも一つの手段でしょうか。
小売でもDXで改善と言われる機会が増えていますが、人が作業しなくてよい環境を整えるのが、確かにヒューマンエラー削減には有効です。

でもね、『そんなん階段を走なければいいだけやん!』って思いませんか?
階段を建て替えるとかエスカレーターにするとか、お金がかかるんですよ!
仕組みを変えるには時間がかかるんです!変わるまでにも仕事は続くのです!

スライド2

さて、ここでポイントになるのが『走った理由』です。

誰かが『階段を1秒で降りろ!』とか『移動時間を極限まで削れ!常に走れ!』とか、ムチャな指示で強制している場合であれば、指示を出す側に改善を促す必要があります。
ムチャな指示を『できるはず!頑張れ!』って強制するのが、あたたけ的『悪しき精神論というものです。

が、『なんとなく』とか『ダラダラしてて遅れた』とか、本来は走らなくていいのに走った原因が明らかに本人にある場合には、『次から走らないようにしようね。気をつけようね(意識の問題、注意喚起)』としか言えないです、あたたけには。

『できないことを、気持ちの問題として強制する』のは(悪しき)精神論です。
が、『確実にできることを、サボらせないようにする』という『意識の問題』は精神論とは違う気がするんですよね。


ただし、この『精神論による強制』ってのも、立場によって見え方が違うことがあります。
『部下にチャレンジさせる』時なんかがわかりやすいでしょうか。

上司と部下という関係である以上、どうしても上司の指示には強制力が働いてしまいます。
で、上司が『部下にはできると思っている仕事』をその部下に割り振る際、部下が自分にはできないと思っていると、『できないことを強制された。ムリって言っても精神論で返された。』ってなりかねないんですよね。

この辺りはコミュニケーション能力も大切になるのですが、『新たなチャレンジ』で大切なのは、いい意味での『精神論(根拠があっての、やればできる!)』じゃないかなぁと思うあたたけです。

『相手に自分の意識を強制される』のと、『(相手に促されたとしても)自分で意識をコントロールする』の違いと言えるでしょうか。

DXが進んでいいますが、業界によっては難しい面もあります。
特に、小売では『手作り』とか『人の温かさ』が求められることがありますので。
なんでもかんでも仕組みや機械化で解決して、本当に良いのかなぁ、と思うあたたけです。

ではでは。
今回はこの辺りで!

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