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8月7日 曇りときどき雨 @真鶴

朝からどん曇りの三崎から、最近よく行く漁港近くのドライアイス屋さんへ。
ソレイユの丘ではじめたたい焼きや「ねこがたいやきたべちゃった」にドライアイスを運ぶのだ。
9時からいつも開けているドライアイス工房が、今日はやっていなかった。
ぼく以外にも困った顔したおじさんあ2人いて、電話しても出ないという。

ここ最近晴れが続いた。ここ数日間は台風の影響もあって、雨が多そうだ。
ドライアイスの役回りも、今日はおやすみといったところ。

三崎から真鶴へは、早くても車で2時間以上かかる。
慣れたもんで、このドライブも車中での楽しみを見つければなんてことはない。
今さらかよ、と思うかもしれないが「コテンラジオ」にはまっていて、車中ではずっと聴いている。往復の5時間あれば、そうとうSpotifyに接続しっぱなしだ。
今日はフランス革命の話が終わった。

真鶴に着いたのは12時頃。134号線の七里ヶ浜あたりで大雨を喰らってからは案外スムーズだった。蝉の大群に怯えながら、真鶴の背戸道を歩き「本と美容室 真鶴店」に到着。
7月から日曜日だけ新しく働いていただいている恭子さんと初対面。
夏にぴったりの紫蘇ジュース、フルーツビネガー、スパイスクッキーを出してくれている。



美容室の中に本屋と飲食店が内在しているお店は、おそらくうちだけだろう。

髪を切って元気になるシーンは今までもたくさん見てきたが、人が癒されたり、元気になったりするのはほかにもたくさんある。
本を読んでも、美味しいものを食べても、人と対話しても、人は元気になる。
髪を切ることプラス、人が前向きになれる要素を盛り込み、訪れた人たちと対話しまちのことを想うことができる。
ぼくなりのすばらしい美容室の定義はそこで、ただ髪を切ってさよなら、は嫌なんだ。
「サロン」という語源と意味をもっと理解して、今までにない美容室を作っていきたい。
情報集約装置になる美容室と、そこで働く美容師がもっとまちに溶け込んでいったら、今までにない世界が見えてくると信じている。

三崎と真鶴。
小さな港町から、美容室を拡張していきたい。

そうそう、最近庭にテーブルとベンチができた。お茶しにきて。

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