まちづくりって何?
伊豆高原に移住したのは家族の都合だった私なので、地域活性化とかまちづくりとかに興味があって移住したわけではありません。
そもそもまちづくりって何?という感じで、街ってもうあるじゃん、作ってきた方々がいらして移住した私はそこに住まわせてもらってるくらいの感覚でした。
とはいえ、なぜ伊豆高原の移住に戸惑わなかったのかというと、フリーランスで東京と行き来できることと、もともと好きでよく来ていたエリアであることと、キャリアカウンセラーとして地方で暮らし働くという事例を体験したかったことがあります。
どこでも仕事がつくれるか?というチャレンジをしたかったこともあり。
そんな個人的な理由で移住したのですがその価値観が街に向いた大きなきっかけは東日本大震災でした。
地震そのものの被害はそれほど大きなものではなかったのですが、海に囲まれていたこともあり、観光客が激減し、東電エリアなので計画停電も起きるし、周りの友達がほぼ宿泊業だったので、かなり経済的に苦しくなっている姿を見ました。
防災についてもそうですが、改めて地域コミュニティの大切さにも気づいたのは、そのときです。
その翌年にコミュニティサロンを開くのですが、まずは自分がコミュニティのハブになろうと思ったのです。
まちづくりをしているというよりは、この街で共に暮らす友達を助けたい!というところからスタートしているし、その友達の子どもたちには、心身ともに健やかに未来に希望を持って生きてほしい、そんなところから始めています。
今もあまり変わらないですね。数年前にセルフキャリアドックで企業の社員さん向けにキャリアコンサルティングをしたときに、あまりに労働環境や住環境がひどくて、これはなんとかせねば!と思ったのがきっかけで、宿泊業で働く方々を幸せにしたいと思ったのです。
1人の力では非力。知識も足りない。助けられない。ゆえに、都市経営プロフェッショナルスクールで学び、まちづくり会社とともに会議を企画したり、創業支援プログラムを行ったりしています。
起点は友達、まわりの人を幸せにしたい。働くことで幸せになってほしい。というシンプルな動機です。
なのでまちづくりに関わらない人っていないんですよね。市民である限り、まちの一角を担う人なので。行政へ不満をぶつけていることも一つは街づくりかも知れません。ただそれだけでは解決しないので、行政とともに歩む道を私は選択しているだけかなと。
友達には幸せでいてほしい。
これが私のまちづくりの原点です。
自分だけ幸せでも楽しくないもの。
まわりの人がいてこそ、楽しいし幸せだし、
病気になってますますそう思っています。
難しく考えずにまちづくりに興味を持ってもらえると嬉しいです。
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