小学校でのキャリア教育授業
昨日は地元の熱海市伊豆山小学校の6年生に授業をしてきました。
1名欠席だったので6名の生徒さん。地元の小さな小学校です。
コロナ禍でもあるので、校長先生と担任の先生と、子どもたちと私。
こじんまりとでしたが、一人一人に目を向けてお話しをすることができて、とてもよかったなと思っています。
去年の夏に災害のあった伊豆山小学校の最高学年である6年生。
彼らに、今、何を話し、一緒に考えることが大事なのだろうと、言葉1つ1つを考えるのも慎重になります。彼らが生きていて、目の前にいて、一生懸命に話を聞いてくれていることだけで涙が出そうになります。災害が起きる前から決まっていたこの講座ですが、話す内容はいつもと同じですが、今回はより伝え方を意識しました。
最後に一人ずつ感想や質問を・・・と投げかけて、彼らの感想を聞きながら、私自身がとても学びになりましたし、彼らの人生を心から応援したい。そう思いました。
わたしの行う最近のキャリア教育は、将来の夢を描こうとかでもないし、やりたいことを探しなさい!でもなく、「自分のことをまず幸せにする」というメッセージを届けたくて子どもたちと向き合っています。
災害後、たくさんのご支援を伊豆山小学校の子どもたちも受けています。自主的に彼らはその方々に手紙を書いたり、お礼のための活動をしたり、忙しいです。自主的というところがこれまた素晴らしいなと思います。でも、とにかく感謝・感謝・感謝の日々。
それも大事なことですが、彼らにも日常があります。自分のやりたいこと、好きなこと、めいっぱい遊んで、めいっぱい学んで、自分のために時間をつかってほしい、心からそう思います。
恩返しのために生きるのではなく、自由に好きに楽しく生きることが、周りの人たちにとっての幸せです。何か返してほしくて支援しているわけではないと思います。だからこそ、自分のために生きてほしい、自分が幸せになることを大事にしてほしい、心からそう願います。
子どもたちが自由に羽ばたき、伊豆山に戻ってきたいと思った時に戻れるような、伊豆山をつくっておくのは大人の仕事。そう思っています!
子どもたちと場を共有させてもらえたことが幸せだなと思っています。
私には子どもがいないので、地域の子どもたちはみんな自分の子どもと思って接するようにしています。生きていてくれてありがとう。心からそう思わせてもらえた時間でした。
たくさんのご縁に感謝します。
彼らの未来のために、これからもがんばります!