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note73 ディズニーランドにはゴミは落ちていないが、ビジネスヒントは沢山落ちている

おことわり
今回から数回に分けて、ディズニーシリーズをNOTEに寄稿してまいります。
ディズニーの記述に関しては、私が観た・・・と言う私見での記述になります。
時には、不正確ではないですが、ある部分、きっちりとした裏取りができないため、表現があいまいになっている部分があります。
これらの記述は、ディズニーの魔法の秘密を探る目的ではなく、我々の「エンタメ思考マーケティング」にどう役立つか、どこがエモーショナルマーケテイング面からみてすごいのか、それに気づき、勉強するための目的で書きました。
したがって、数字を突き詰めたりしていません。また現在は仕組みが進化したりしている可能性があるかもしれません。
今回の記述の目的の意をくんでいただき、マーケティングやビジネス的な気付きが得られますことを願っています。
 

シリーズ 1  遊んでいる場合じゃない!?

心の産業と言われるディズニーは、なぜ人の心を引き寄せるのか?
皆さんは、ディズニーランドは好きですか?
私の場合は、もちろん大好きですが、オタクというより、完全に学びの対象になっています。
何しろ、エンターテイメントの極致であり、魔法の王国と言うより、実は
「マーケティングの魔法の王国」と言っても過言ではないでしょう。
 
最近ディズニーランドに関する本が沢山出ていますが、ほとんどの本の傾向は、サービスとか人材教育という関係が多いと思いますが、私の切り口は少し違います。
「エンタメ的思考」から、学びます。
 
いい大人が、パークに入ると、何故みんな子供に還ってしまうのか?
地上で一番幸せな場所を目指すためのこだわり、仕掛けはどのようにして作られているのか?
ディズニーランドに入ると、なぜ、我を忘れてしまうのか?
なぜ、仕事を忘れて無邪気になれるのか?
なぜ、笑顔があふれるのか?
なぜ、財布のひもが緩むのか?
なぜ、又来たいと思うのか?
 
これらの疑問は、どれも顧客マーケティングの目標になるようなことばかりです。
しかも、これらすべては、エンターテイメントの力によって叶えられています。
魔法と言う言葉がよく使われますが、その魔法は決してとけません。
 
私は仕事がら、これまでかなり取材をさせて頂きました。
それからディズニーの関係者とも仲良くさせていただき、またアメリカ本土のディズニーランド、ディズニーワールドにも視察ということで、バックヤードにも入らせていただいただきました。
なおかつ私自身が好きだったものですから、ウォルト・ディズニーの自伝を50年前に読んで、遊び半分の対象から、自分の仕事の対象としてのディズニーというふうに変わっていったという経緯があります。
 
ディズニーは、エンタメ思考の世界最高峰だと思いますが、私の話からヒントを得て気づき、その気づきから引用、応用していただいて、ぜひご自分の仕事に生かしていただきたいと思います。
サブタイトルは
 
「遊んでいる場合じゃないよ!」
 
ディズニーの人を喜ばせる力。
ディズニーの演出法を解剖して学ぶ。
ディズニーメソッドを自分の事業に応用するにはどうしたらいいか。
本当にそこまでやるかということが連続して出てくるのですが、計算し尽くされた人の心をつかむ演出とは。
感動よりも、さらに深い「魂」を揺るがす世界観の作り方。
 
実際に私は魔法の言葉を、自分の耳でじかに聞きました。
 
ある、晴れた日の夕方、パーク内に残念なアナウンスが・・・
「本日、花火(ディズニー・マジック・イン・ザ・スカイ)は中止します」と。
もちろん私も残念だなと思いましたが、隣に偶然親子連れがいて、子どもが泣きじゃくっていたのです。
せっかく来たのに中止だなんてかわいそうに。
 
私はてっきりお母さんが、キャストの人をつかまえて、
「なんとかならないのか」
「こんな天気がいいのになぜ中止なのか」と、
クレームの一つでも言うのかと思ったのです。
少なくても私がその立場ならきっとそうしたでしょう。
ところが、お母さんの子供にかけたのは意外な一言でした。
「また来ようね」と、子供をなだめていたのです。
こういうセリフをゲスト言わせてしまうなんてすごいと思いました。
ディズニーの魔法は本当に在ったのです。
 
余談ですが、私も不思議に思いました。
この程度の風で花火がなぜ中止になるのか?
後日、OBの方に訊きましたら、上空の風をチェックしているそうです。
特に、海風が吹くと、花火の殻がパーク側に落ちてくる可能性があり、
それでもしケガでもされたらニュースに出てしまうので、と。
ディズニーは些細なトラブルでも大きく報道されるので、慎重にならざるを得ない事情があるわけですね。


ついでに、こちらが現在私が熱海で活動している会社です。
お問い合わせはこちらまで。


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