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note64 研ぎ澄まされた「直観力」で群れから抜け出せ!

新札が発行されましたが、新札発行の理由は何でしょうか?
経済効果はどのように起きるのでしょうかね?
自販機や銀行ATMなど、機械式読み取り機は全部変えられるのでしょうか?
いろんな事が気になります。
 
さて、コロナ禍の前の話ですが、全国の神社で、「QRコードによるお賽銭」が流行り、メディアでもニュースで度々取り上げられていました。
現金で賽銭を納めるのではなく、QRコードを読み取って電子的にお賽銭を振り込むという便利なものです。
しかし当時、私は、こんな直感が働いていました。
「もし、偽のQRコードが貼られていて、神社の名をかたった偽のサイトが作られていて、わからないままお賽銭を納めてしまうことになったらどうなるのか?」
「これを防ぐ手立てはきちんとできているのか?」
 
そして最近のニュースで似たような犯罪のケースが現れました。
「当団地の家賃は今月からこのQRコードから簡単に振り込めます」
というチラシが配られました。
ところがQRコードも、サイトも偽物。うっかり振り込んでしまった人が居たそうです。
団地の家賃に限らず、QRコードを使っての犯罪が、これから多方面で出てくる気がします。
QRコード決済における安全装置は一体どうなるのでしょうか?
 
その当時確信したわけではないですが、直感は当たってしまいました。
 
直観力には、周りの状況の気づき、数字、将来展望、地勢、マーケティング市場など様々な要素が土台になった上での、一種「感」のような判断力といえましょう。
 
私が過去、直観力で提案したものが、今ごろになって表れた実例を記述しましょう。
 
まずはノンアルコールビールです。
やはりコロナ禍前の頃の話ですが、あるレストランに「ランチにノンアルビールをメニューに載せたら、きっと流行りますよ」と提案しました。
その頃、ノンアルビールは種類も限られ、まだおいしくなかった時代です。
しかし、ビジネスマンは暑い夏、昼にビールの1杯も飲みたいのが本音、かといって赤い顔になるのはご法度、車も運転できません。
なのでノンアルビールは絶対に需要があるとにらんでいました。
そのレストランは、実行したところ、直感が当り、とても評判が良かったそうです。
しかし、その後コロナが流行り、残念ながら消滅しました。
 
ところが、最近ノンアルビールが、どんどん種類も増えて、味もおいしくなってきて、ノンアル時代がやってきました。
何しろ、ランチに堂々と飲めるのがいいですね。
特に郊外店は車が必要なので、ノンアル飲料の需要は多いのではないでしょうか。
私自身が運転するので、ノンアルビールはとても重宝しています。
この夏はノンアル天国になる「直感」がしています
 
ビール大国ドイツや、ワイン大国フランスでも、ノンアルコール飲料の市場がかなり広まっています。
 
先日、ワインパーティーが有った時に「王さん、ノンアルシャンパンがありますが飲んでみますか?」とソムリエに言われました。シャンパンでノンアルは以前飲んだことがあったのですが、単にジュースでした。
という先入観念で飲んだら、なんとビックリ、シャンパンそのものではないですか。
「これは素晴らしい」
値段を聞いたところ、なんと1本5千円だとか。2度ビックリ。
要するに、通常のシャンパンを作りよりアルコールを抜くのが大変だそうです。
しかし、今や、シャンパンに限らず、サワー、ワイン、梅酒などノンアルは巨大市場になろうという勢いです。
ランチにノンアル飲料をお客さんに勧めてみては如何でしょうか?
 
テレビで自動運転の技術が進化したというニュースをやっていました。
でもハッと気づきました。
「もし自動運転中に事故が起きたら、自動車保険の保険金が出るのだろうか?」
「もしかして、自動運転専用の保険ができるかもしれない」
「しかし、精度が上がるまでは保険料も高いのかな?」
 
さて、やはりコロナ禍前ですが、航空機の機内食を作る工場を見学させていただきました。
単純に「ファーストクラスの食事が食べたいなー」と思ったので、通販したら売れるのではないかという直感が働きました。
お話ししたところNGでした。
理由は「値段がわかってしまうから」でした
しかしその後、コロナ禍で旅行業が冷え込み、「ご家庭で旅の雰囲気を味わってください」という触れ込みで、各航空会社は息せき切ったように、機内食の通販を始めたのはご承知の通りです。

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次は、カップに入れたテイクアウト専門の麺です。
2017年頃、ニューヨークでの進化系ラーメンで「シェイクシェイク・ラーメン」というのがあります。
大き目のシェーカーに、キュウリやトマト、ラディッシュ、葉っぱ類などの野菜と、フライドオニオンやフライドガーリック、炒り胡麻などのトッピング、豚のサーロイン冷しゃぶが入り、その上に、ごま油で絡めた麺も入れてしまいます。
そしてシェーカーを振り始めます!皆から「シェイク!シェイク!」と威勢の良いかけ声があがります!シェイクが完了すると、お皿に盛りつけてくれます。
これが「シェイク・シェイク・ラーメン」

NY 「ROKI Le Izakaya(六ッ木)」 オーナーシェフ 萩原好司さん。

夏の間はお店の前でテイクアウト用に販売しているそうです。ニューヨークは街中のあちこちにテーブルやベンチが置いてある公園やパブリックスペースがあるので、夏はそういうところで食べるのにぴったりの一品なのです。
 
この情報から私はピーンときて、
「NYで話題なら、東京でも通用するのでは」という直感で、当時某ラーメン店に提案しました。
名前は「シャカシャカ ラーメン」と付けました。
が、当時、残念ながら実現には至りませんでした。
しかし、なんと最近「シェイクうどん」が出ましたね。
味は当然違いますが、形と言い、見た目もかなり似ているようですよ。
日本もこれから「シェイク麵」が流行る気配がします。
 
VUCAの時代では、ひらめきのような「直観力」がますます必要になってくる直感がします。


ついでに、こちらが現在私が熱海で活動している会社です。
お問い合わせはこちらまで。


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