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私の片頭痛との付き合い方

2024年4月15日 晴れ
片頭痛指数:30%
緊張型頭痛:75%

思えば、私はいつからこの偏頭痛というものに悩み続けていたのだろうか。

中学校の頃は、雨の日はなんとなく体調が悪い日が多く、保健室の硬いシーツに包まって授業から抜け出してた。
そのころは「片頭痛」という言葉もそこまで認知がされていなかったし、私も自分自身が片頭痛を患っているという自覚がなかったので、なんとなく体調が悪い日が多いぐらいな気持ちだった。

そこから高校生になって、大学生になって。

時期を追うごとに片頭痛の症状は出てくるのだが、「なんとなく頭が痛いな、まぁロキソニン飲んでおけば治るか」というぐらいの認識で市販薬を飲んでいた。
実際、この頃はそれでなんとかなっていた。
若さもあったのだろうし、市販薬もちゃんと頭痛に効いていたのであろう。

社会人になると片頭痛の痛みが本格的に辛くなってきた。
会社に出社しても頭痛が出てしまいまともに仕事が出来なくなったり、遅刻や欠勤をする回数が増えた。

どうにかせねらならぬと思い、「脳神経外科」という片頭痛を治療することを目的とした病院にも通い始めた。
脳神経外科では片頭痛の仕組みを教えてくれた。
私はどうやら「片頭痛」と「緊張型頭痛」が併発している状態ということを教えてくれた。
この詳しい病状については追々また日記として書こうと思うのだが、この併発しているという事実が私をここから10年間苦しませ続けることになる。

そしていまだに私の片頭痛は完治していない。
片頭痛は、どうやら現代の医療では根本から完治することができない。

脳神経外科で処方される薬は、頭痛が発症したときに「痛み止め」のような形で飲む薬だ。
片頭痛を根本的に治療できるような薬はなく、対処療法として「そろそろ頭痛が来るかも…」と思ったタイミングで薬を飲んでおき痛みの酷さを抑える。

脳神経外科のドクターからも、「片頭痛の根本治療は難しく、どうやって片頭痛と付き合っていくかが大切です。」とお話を頂いた。

私も頭痛関連の論文を読み漁ったり、いろんな本を読んだり。
薬の種類も錠剤から粉薬、漢方から注射まで。
やれることはやっているつもりだ。

だが、何をどう頑張っても現在の医療技術では片頭痛の根本治療をすることは難しそうだった。
これからの頭痛業界の発展に期待しています。
医療関係者の皆様、応援しております。よろしくお願いします…!

とはいえ、辛いものは辛い。
年齢を重ねるにつれて私の片頭痛は重症化しつつある。

最近は慢性的な片頭痛が襲ってきており、常に頭が痛い。
誇張表現でもまったくなく、常に頭が痛い。

具体的にはこめかみの少し上あたりが永遠に痛い。痛みがなくならない。
常に痛みがあるので慣れるものかと思ったが、痛みなので着実にダメージを与え続けられている。
この痛みは片頭痛薬を飲めば和らぐのだが、その薬の効き目が強く思考がぼーっとしてしまうため、薬を飲んだ時点でベッドに寝転んで痛みが引くのを待つしかなくなる。
つまり仕事はできなくなる。

首筋から来る片頭痛にも悩まされている。
デスクワークを続けてPCモニターを見続けていると痛みが激しくなってくる。
こちらは幹部を冷やしたり休めば痛みは引くのだが、年齢を重ねるにつれて痛みが重くなってきており、休憩する時間も増えてきた。
身体の老いと共に片頭痛の痛みは強まってきている。

これが、今の私の片頭痛。

この痛みを抱えながら生きていくのは本当に難しいと実感するイベントが次々と発生した。

片頭痛の痛みが激しく仕事がスムーズに進められなくなり冷静な判断ができず精神的にも蝕まれて、休職を余儀なくされてしまったり。

いつも優しく話してくれる親友に対しても、片頭痛の恨み辛みのネガティブLINEを送ってしまって相手を困らせてしまったり。

どうしても行きたかったライブにも片頭痛が酷い日と重なってしまって泣く泣くキャンセルしたり。

この片頭痛のせいで「やりたいこと」ができなくなってしまうことが多い人生だった。

どうせいつか死ぬのだから「やりたいこと」を全力でやりたいのに、この片頭痛があることで私はやりたいことをいくつか手放してしまった。

それが、かなしい。

片頭痛の症状度合いと思ったことを日記としてnoteにまとめることにした。
その理由は、頭痛がないときはたのしいことを書ける。いい思い出として。

逆に頭痛が重いときには思考がネガティブのループに落とされてきた。
考えても仕方ないことをぐるぐると考えてしまう日々だった。

ただ、そのネガティブを文章として表現することで、気持ちを落ち着けることができるのではと考えた。

片頭痛が重くてモニターの光すら眺められない日は何も更新できないかもしれないが、私が偏頭痛と共に生きている証として書き続けて行きたいと思う。

そして、偏頭痛で同じように悩んでいるからコメントを頂くことができれば少しでも笑顔になれればいいなと、思っています。


「偏頭痛でよかった」と思える日が来るかはわかりませんが、この言葉を言える日を目指して走ってみようと思います。

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