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銘柄研究NO1インプレスホールディングス⑥〜書店の動向〜

書籍、文具店の売り上げ(日経MJ2019年発表)

順位1位
カルチュア・コンビニエンス・クラブ<TSUTAYA、蔦屋書店>(東京)
売上高(百万円)360,657
伸び率(%)30.4
経常利益(百万円)19,651

順位2位                   紀伊国屋書店(東京)
売上高(百万円)103,144
伸び率(%)▲0.2
経常利益(百万円)1,356
店舗数 70

順位3位                   ブックオフグループホールディングス(神奈川)
売上高(百万円)80,796
伸び率(%)-
経常利益(百万円)2,120
店舗数 79

順位4位                   丸善ジュンク堂書店(東京)
売上(百万円) 74,390
伸び率(%)▲2.2

順位5位                   未来屋書店(千葉)
売上高(百万円)52,531
伸び率(%)▲6.3
経常利益(百万円)▲118
店舗数272

引用:日本著者販促センターHP

   http://www.1book.co.jp/006401.html

紀伊国屋書店の減収、未来屋書店の経常赤字と対照的に、カフェ等が併設された大型の複合型書店を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブは業績を伸ばしています。

今後の書店の在り方に関して興味深いnoteの記事がありました。

紀伊国屋書店梅田本店の百々典孝氏とダイヤモンド社の井上直氏の対談です

その中で、一部抜粋させていただくと

百々 前提として、絶対に人口は減っていくんです。だから、何もしなかったら絶対に売上は下がる。それに対する僕の回答は、じゃあ日本人の文化レベルを2倍高くすればいいんでしょ、なんです。
- 文化レベルを2倍?
百々 具体的な数字に置き換えるんだったら、例えば月に1回、五人家族がそれぞれ本屋さんに来てるとする。それをおじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、子どもそれぞれが、2回ずつ来てくれるようになったらいいっていうのをしたいわけですね。
つまり1人当たりの来店頻度を上げたい、という。みんながみんなに向けて、いつまでも文化度の薄い本を店頭の一等地でバーンと広げててもしょうがない。それはもう、人口が少なくなっている今、パイの奪い合いの話になってくる。文化を上げるっていうのは来店頻度を上げるっていうこと、1人当たりの。人口が減る分、来店頻度を増やして売上の総数を一緒にしちゃおうっていう考えです。
- めっちゃわかりやすいですね。文化って、ちょっときれいごとに聞こえるけど、そう言われると現実的にできることが考えれるなと、すごくイメージが膨らみました。来店頻度を上げる。

引用ライツ社

来店頻度を上げる=書店という場所としての価値を上げるということだと思います。

実店舗として、お客さんが行きたいと思う店舗づくりができるかどうかが、ネット上での書籍販売や、電子書籍に対抗するための一つの策ではないでしょうか。



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