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安定と変化の狭間で揺れる自分を前のめりにしてくれた会社

はじめまして!
2023年4月からMNTSQ(モンテスキュー)のAlgorithm Engineerとしてjoinした石井です。
新卒後12年間、大企業に勤めた自分にとって、MNTSQのような新進気鋭のベンチャーへ転身することは勇気のいるチャレンジでしたが、入社1ヶ月に満たない今もう既に楽しさに溢れています。

このエントリでは、人生でお世話になった方々から戴いた金言をご共有しながら、転職に当たって感じていた悩み、希望、それをMNTSQがどう受け止めてくれて、楽しさに繋がっているかについて書きます。
私と同じように、現代あるあるの安定と変化の狭間で揺れやすい方々にとって、何かの参考になれば幸いです。

※戴いたお言葉は、ニュアンスをそのままに一部改変しています

私の悩みと戴いた金言

得てして憧れで始めたものでは食えず、たまたまできちゃったものが売れる

私は、前職では主として研究員を務めていましたが、企画職を担当したり、社内横断的なプロジェクト・活動に関わったりと、幅広い経験をする機会に恵まれました。
一方で、器用貧乏性みたいなものを感じ、手応え感のあるスキルとFBをもらえる環境が必要なのではないか、という不安も抱いていました。
そういう時に、自分の理想像を思い浮かべて欲しいスキルや習得プランを逆算することはよくあると思いますが、自分はなかなか上手くいかなかったです。

このお言葉をいただいて振り返ると、“憧れ”ベースで想定してしまったのが原因の一つかもしれません。
私は、小さい頃からゲームプログラマーになりたくてプログラミングの勉強を続けています。今は、必要最低限のコーディング速度・品質を満たすスキルは持っている(と思う)のですが、実態としては、折衝役として評価されることが多かったりします。

そうした事実を元に振り返り、真に自分の最大パフォーマンスを出すためにはどうすべきか考えてみると、“憧れ”をファジーなままにせず、折り合いをつけるべき所はつけ、そうでない所はどう向き合うかアクションを決め、思わぬ評価を受けた所もきちんと咀嚼して理想像に織り込むことが非常に大事だな、と思いました。

健康第一だけど、自分の気持ちを客観視することも大切

私は、本当に人付き合いには恵まれていて、普段から同僚にも友人にも家族にも「身体だけは大事にね」と言ってもらえます。
実際、年齢が上がり交流の幅が広がるにつれ、人間関係ややむにやまれぬ事情など、社会には頑張ってもどうにもならないものがあるという実感が強まり、お人好しに心血を注いでいいものでもないと思うようになりました。他より自分を大事にする観点を持つことは非常に大切です。

ですが、最近は何となく、ブレーキをかけすぎかも?とも少し感じていました。朝早く出勤してマネージメントの仕事や後輩のフォローをし、夕方に一段落つけたところで、コーディングを少し進めようかなという気持ちを「明日もあるから」と思って閉じる。健康だし、健全の一つの形を実現できているけれど、違う健全の形も自分は望んでいる気がする。

それこそ、周りに気遣ってくれる人がいるのだから、「私は頑張ってみたいから、理解してもらえる範囲で応援してくれると嬉しい」というコミュニケーションを取れれば、気持ちよくやりすぎちゃえるはずですよね。そうやって自分のWillを言語化して伝えることは難しいですが、何となく気付いたWillに従ってみることだったら、気持ちのスイッチさえ倒せばすぐできるよな、と思いました。

決めてみればなんとかなるもの

「選抜の英語研修があるけど誰か希望しませんか?」「こんなプロジェクトの募集が来てるけど興味ある人いる?」といったちょっと面白そうな公募の投げかけにどれくらい手を上げるかって、よくある命題ですよね。

私は何でも能天気に手を上げてしまう方なのですが、最近は、真面目な人が割りを食う案件かもと不信に思う気持ちや、レベルの高そうな場だと怖気づく気持ちから、一旦様子を見ることを覚えました。(何でも引き取って手一杯になりがちになった、というのもあります)
転職を公募の一つとして見た時に、そうした不信感や不安感は、ロジックだけでは解消しきれないことも多く、結局、些細なきっかけによったりすると思います。

このお言葉を下さった方は、特別、バンバンチャレンジする印象があった訳ではないのですが、あるチャレンジを超えて前向きに生きていらっしゃる方だったので、私は非常に説得力を感じ、励まされました。

MNTSQは地に足のついた前のめりを歓迎する

ここまでの内容でお感じいただけているかもしれませんが、私はこんな心境でした。

  • なりたいものを精緻に見極めきれていないが、成長は必要だと思っている

  • 冒険してみたい気持ちも残っている

  • 信頼できる人に背中を押してほしい

これに応えてくれたのがMNTSQでした。
MNTSQには作り込まれたValue(価値思想)があり、以下の4つから構成されています。

(1) Be Professional
(2) Best Practice
(3) Challenge Ourselves
(4) Crystal Clear
(詳しくはこちら

このValueを元に形作られた文化を総称して「自由と責任の文化」と呼んでいます。

このフレーズに込められたメッセージは「あなたが最大インパクトを出せる環境を全メンバーで創るから、あなたも最大パフォーマンスを発揮しようぜ」です。
ベンチャーとしては決して珍しくないメッセージですが、私はMNTSQならではのポイントが2つあると考えています。

1. 精神論に見えるものでも必ず裏にロジックを持つ

MNTSQのValueの一つである「Crystal Clear」はいわゆるOpenness(情報の透明性)を1つの土台にしていますが、私が注目しているのは、共有されるものが結論だけでなく結論に至るロジックを含む点と、それが必ず順を辿れる形でドキュメント化される点です。

MNTSQでは、「人格完成してる…!」と思えるような優しい人が折々前向きな言葉をかけてくれますが、「あの人、最近issueにめっちゃ現実的なコメント書いてたな」「前職でこんな過酷な経験してたって聞いたな」と後から思い出してギャップに驚くことがよくあります。皆さん良い人だからこそ、「どうすれば世にある苦労を繰り返さずに、気持ち良く本気になれるか」についてひたすら思考と議論を続けている訳です。

そして、それがSSoT(Single Source of Truth)としてドキュメント化されます。つまり、ビジネスチャットや議事録などに分散した情報が交通整理されて1つのドキュメントに集約されていて、それを見れば最新の結論が分かり、そこから議論の過程も辿れるようになっています。ここが個人的にはミソだと思っています。このおかげで、ドキュメントを読めば読むほど、本当に皆で最大インパクトを出せる環境を作ろうとしているのだなという信頼感が高まる仕掛けができている、と私は考えています。

2. 会社toメンバーよりもメンバーtoメンバーが目立っている

1のようにロジカル重視のMNTSQでは、会社が成長する上での課題も、メンバーひとり一人の強みも、各メンバーの強みをどう発揮しどうコラボレーションすると会社がどう進化するのかも、言語化できるようになっています。
それがゆえに、入社時点で、もっと言えば選考の段階で、会うメンバーから次々に「あなた○○お詳しいんですよね!期待しています!」と期待値を言葉で伝えてもらえます。(全くドメインの違う人からですら!)

特にエンジニアって、「誰かのためになるなら」という思いが強いので、趣味や家庭事情を知っている目の前の誰かから、納得のいく理由で期待してもらえるとやる気が出ますよね。そして、更に言えば、まだ人数の少ない会社ですから、自分にしかない専門性や視座は必ずあるので、メンバーからの期待に応えながらも、それを超えて「これもあった方がいいんだよな」「今の自分にはできないかもしれないけど、やれるのは自分しかいないな」と思う点に気付き、自然とそれをレイズしやり切る=自分の最大パフォーマンスを出せる所までやりたくなってしまう。

MNTSQのValueの一つである「Challenge Ourselves」は、視座とケイパビリティのアップデートを求めますが、それはこうしたメンバー間の前向きなコミュニケーションを原動力に持っていると考えています。

上記の2点によって、私はMNTSQに入社して、メンバーのために、メンバーと一緒に目指すVisionの実現のために、自分の成長ベクトルを向け、冒険的な活動にも取り組んでいきたいと思うことができ、そしてその前のめりな行動を、MNTSQのValueを良い意味で言い訳にさせてもらい正当化することで、実行に移すことができました。

おわりに

最後まで読んで下さりありがとうございました!
MNTSQの文化に少しでもご興味を持っていただけた方、ぜひカジュアル面談をお申し込み下さい。

https://careers.mntsq.co.jp/

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