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『天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に いでし月かも』安倍仲麻呂
《意味》
大空を振り仰いでみると美しい月が出ている。あれはかつて故国日本で見た春日の三笠山に出ていた月と同じものなのだなぁ。
望郷の想い。今も昔も多くの人に愛されてきた、雄大で余情深い調べです。
この一首は、かつて学校の授業で学んだという人も多いのではないでしょうか。私も中学生の頃の教科書に、夜の海と大きく広がる空、そこに月が浮かんでいる写真と共にこの一首が載せられていたのをよく覚えています。
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1,150字
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