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『花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに』小野小町

《意味》
美しい桜の花の色も、春の長雨が降っている間にすっかり色褪せてしまいました。私の美貌も、世を眺め物思いに耽っている間に、随分衰えてしまいました。


世界三大美女、小野小町の歌です。
小野小町は、その美貌と残された歌の素晴らしさから今でも名が知られていますが、本名を始めその生涯について、詳しいことはわかっておりません。しかしその「わかっていない」という自由さから、本当にたくさんの逸話が残されています。
例えば、「ちはやふる」の作者の在原業平、「天つ風」の作者僧正遍照も、小野小町と恋仲にあったのでは、と言われています。

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