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読んで楽しむ「いろはおと」

AuDeeにて放送中の百人一首と音楽を掛け合わせる番組「いろはおと」で取り上げた歌の解説と手書き原稿の公開をしています。 また、番組でいただいたお便りへの返信トークの公開もしてい…
毎週水曜日に更新。AuDee「あすなのいろはおと」をより深く楽しんでいただける情報をお届けします。…
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2023年7月の記事一覧

#81手書き原稿

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あすな
11か月前
2

『有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし』壬生忠岑

《意味》 冷ややかな素振りの有明の月が空にかかっていたあの日の別れ。 それ以来、私にとって…

あすな
11か月前
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#80手書き原稿

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あすな
11か月前
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『思ひわび さても命は あるものを 憂きにたへぬは 涙なりけり』道因法師

《意味》 思い通りにならない恋に嘆き苦しんで、それでも命は長らえているのに、つらさに耐え…

あすな
11か月前
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『心にも あらで憂き世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな』三条院

《意味》 儚さを感じる美しい調べ。 しかしその裏には、深い深い絶望と諦めの念がありました。…

あすな
11か月前
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#79手書き原稿

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あすな
11か月前
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『契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 浪こさじとは』清原元輔

《意味》 二人で固く約束しましたよね、互いに涙で濡れた袖を絞りながら、あの「末の松山」を波が決して越えることがないように、どんなことがあっても二人の愛は変わらないでいましょうと。 「あんなに誓ったはずなのに…」 恋人の心変わりを責めつつ、もう一度やり直したいと願う一首です。 この歌の作者・清原元輔は、先週ご紹介した「夏の夜は」の清原深養父の孫、そして清少納言の父にあたります。祖父と同じく政治的な出世は芳しくなく、しかし歌人としては大変優れていたと伝わっています。 即興で歌

#78手書き原稿

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あすな
1年前
2