『小倉山 峯のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ』貞信公

『奥山に もみじ踏み分け 鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋は悲しき』猿丸大夫

《意味》 奥深い山で降り積もった紅葉の葉を踏み分けて歩く牡鹿が雌鹿を求めて鳴く、その声を…

『嵐ふく 三室の山の もみぢ葉は 龍田の川の 錦なりけり』能因法師

《意味》 激しい風が吹き散らす三室山のもみじの葉は、龍田川の川面を覆い尽くし、まるで錦の…

『このたびは 幣もとりあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに』菅家

《意味》 この度の旅は急なことだったので、捧げ物の準備ができませんでした。そこでこの手向…