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#ホラー小説

ししりばの家/澤村伊智

ししりばの家/澤村伊智

皆さまこんにちわ。ずうのめ人形に続き、「ししりばの家」を読みました。

…これねぇ。今まで読んだ三冊の中で、ワタシ的に一番痛かった(>_<)。
誰かの書評で見たのですが、かなり精神的に来る。
大まかに言うと、「家」に憑いた妖怪がヒトを惑わす話なんだけどね。

事の起こりには比嘉姉妹の姉、琴子が関わっており。
大層小さかった頃の彼女、まだ自分のチカラを使うことなどできず、ただただ怯えていた琴子が出て

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ずうのめ人形/澤村伊智

ずうのめ人形/澤村伊智

皆さまこんにちわ。ぼぎわんに続き「ずうのめ人形」読了しました!

ざっくりあらすじはですね、
雑誌社で働く藤間は、ある取材をしていたライター湯水の死体を発見する。湯水が手に入れた原稿の内容を読んでから、藤間には人形が見えるようになり…。

藤間側の人形の謎解きと、湯水が入手した原稿内容の物語が交互に入り、話は進む。
冒頭に現れる、人形(呪い)に立ち向かい、斬殺される人物は誰なのか。
「サダコ」と呼

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ぼぎわんが、来る/澤村伊智

ぼぎわんが、来る/澤村伊智

2015年日本ホラー小説大賞を取った「ぼぎわんが、来る」を読んだ。

幼い頃、不気味な何かの訪問を受けた秀樹。
成長した彼のもとに、再び怪異が起こり始める。やがてそれは彼の家族も巻き込んで、妻、娘も餌食(ターゲット)の対象になる。
秀樹は友人に霊媒師を紹介され、協力を仰ぐ。
彼らを守り闘う巫女たちだが、呪の原因は根深く・・・。

感想。面白かったっす!(^ ^)
物語が三部構成になっていて、それぞ

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