ロゴを作った話

非デザイナーがロゴを作る時に考えたこと

こんにちは。ハンドメイド作家のあすみクラフトです。

先日、ハンドメイド作家デビューするにあたってロゴがほしいなと思って自分で作ったので、そのことについて書こうと思います。目次はざっくり言うとこんなかんじです。

・なぜロゴを作ろうと思ったのか
・作る前に考えたこと
・使ったツールとその使用方法
・完成品とその解説

なぜロゴを作ろうと思ったか

ロゴを持たないハンドメイド作家さんもいます。ですがロゴがあった方が「あ、この前と同じ作家さんだ」と覚えてもらいやすいと思いますし、世界観を少しでも伝えられるかなと思い、作成を決意しました。

私のスペック

こんなかんじで、デザインの知識はほとんどありません。

・本職はエンジニア
・仕事の中で素人目線のデザインレビューはしている
・デザイン系の授業を受けたことはない(色彩の授業くらい)

制約

事実上、次の制約がありました。

1. とにかく早く完成させる
2. 外注はしない

1は早く開店させたかったがために付いた制約です。レジンのスターターキット等を買って試しに作った作品には冬物もあり、かつ、時すでに11, 12月だったので早く開店させないと売る時期を逃してしまうという事情があり、後々ロゴをリニューアルさせてもいいから早く作ろうと思っていました。(なのでパターン出しは今回の工程に含まれていません)

2は、せっかくハンドメイドという自分のクリエイティブ満載の分野に進出しようとしてるのだから、人に頼むのもなんかなーという気持ちがあったので、自分の能力でできる範囲で作ろうと思った結果です(もちろん世の中のデザイナーさんはクライアントの事情をちゃんと汲み取って形にしてくれるということは承知してます)。

ということで上記の制約の中で以下のことを考えました。

作る前に考えたこと

■どんなコンセプトの店にするか
ロゴはお店を象徴するものです。なのでそのお店がどんなものなのか、表現可能になっている必要があります。そこで、思いつくコンセプトを挙げてみました。

・低価格
・気軽に買える
・「おっ」と思ってもらえる作品を作りたい
・世間一般に受け入れられる作品も作りたい

■どんなことを伝えたいか
上記とも被るのですが、ロゴを見てもらった時に「ああこんなかんじのお店なのね」と感じてもらいたいことは何か、自分のお店の特徴は何かを考えました。結果、次のことが思い浮かびました。

・アクセサリー専門のハンドメイド作家であることを伝えたい
・(Swift)エンジニアであることは特徴っぽい気がする
・心がわくわくする印象を与えたい

■どんな用途で使うか

Twitterやminneのアイコンとして使うことはもちろんなのですが、「あ、またこの人の作品だ」と思ってもらえるよう、作品写真の片隅に入れたいという気持ちがあったので、作品よりも目立たないような、さりげなさも必要になってくると思いました。

使ったツール

今回はCanvaというツールを使いました。

Canvaはこのような特徴があるので今回使ってみることにしました(この記事のOGPもCanvaを使って作りました)。

・無料でもグラフィックデザインが(わりと)作れる
・無料でも写真素材、テンプレートがそれなりに使える
・ある程度直感的に使える
・様々な用途に対応している

だいぶ感覚的な用語で誤魔化しましたが、とにかく、無料でもある程度使えるテンプレートが充実しているというところが魅力的でした(現在は課金中です)。

Canvaの特徴については以下の記事が詳しいので参考にしてみてください。

無料デザインツールCanvaとは?できることを解説
無料デザインツール「Canva」を徹底解説!デザイン未経験でも、秒速でクリエイティブに

ちなみにロゴを作る時に使えるツールとして、他には次のようなものがあるようです(ロゴ作成を始めてから知ったということもあり、詳しいことは調べてません)。

Squarespace Logo
STORES.JP LOGO MAKER
hatchful

Canvaでデザイン

詳しい使い方は他の記事に任せ、ここでは簡単な流れだけ説明します(今回はweb版を使っています)。

まず何をデザインするかを決めます(バリエーション豊富!)。

テンプレを使いたい場合はこのような選択肢から適当に拾ってきます。

私の場合はテンプレは使わないことにしたので背景を選択します。

素材がいろいろ使えるので、三角や四角などの素材を使ってみます。

もちろん図形の色も変えられます。

フォントも豊富です。

素材もいろいろあるので、自分が使いたいと思うものを拾って使うことができます。

完成品とその解説

こうして出来上がったロゴがこちらになります。

■全体的な配色

このロゴでは全体的に黄色を軸として作っています。その理由としては

・黄色と黒を適度に組み合わせることで注意を引くことができそう
・(個人的に)クラフト=黄色、黄土色のイメージがある

というところです。

色数は少なくまとめた方がいいので(先日のslackの件も色数の多さで苦労してましたね)、背景色の暗いクリーム色、図形内の黄色、文字とシルエットの黒の3色でまとめました。

■フォント

こんな条件でCanva内のフォントを一通り見てみました。

・ちょっと手書き感がある
・単体でも使えるくらい個が立っている
・単体でも使えるくらいおしゃれ

ハンドメイドなので、「機械的なフォント」は避けました。いろいろ見る中で「Rye」というフォントが条件に合ってそうだったのでこれを選択しました。

■図形

それぞれの図形は以下のことを表しています。

三角:尖った作品(個性的、ユニーク、おもしろなど)
四角:型にはまった作品、世間一般に受け入れられる作品
円 :バランスの取れた作品

言語化が難しい…。上記では語弊があるのですが、とにかくユニークなものと、きれいに収まったもの両方作っていければと思った結果がこれです。

■オブジェクト

右上と左下に2つのシルエットを配置しました。

ピアス:主にピアスを作っていくよという意味
鳥:自分はiOS(Swift言語)エンジニア→Swiftを象徴するものといえば鳥→そっくりな鳥はCanva上にないのでそれっぽいものを配置して、自分の属性を暗示

エンジニアということを表すのに、PCのシルエットを置くということもできたのですが、そうするとさすがに違和感というか、どんな意味を持っているかわからなくなると思うのでやめました。

■余白

例えばTwitterだと正方形のロゴを作っても、円形に切り抜かれてしまいます。そんな時でもできるだけ特徴が残っている状態を保てるよう、四隅や端にはモノを置かないようにしました。

反省点

・背景色はのっぺり1色で良かったかも
・もっとパターン出ししてじっくり考えたかった etc...

しっかり次回に活かしたいと思います。

余談ですが先述の通り私はデザイン初心者で、常々自分でデザインができるようになりたいと思っています。iOSアプリ開発、もしくはハンドメイド作品作り、もしくは料理教えるので代わりにデザイン教えてくれる人いたら連絡ください…。

まとめ

・デザイン初心者でもポイントを抑えればそれっぽいロゴができる
・ロゴを作るなら何を伝えたいかを言語化しよう
・Canvaはデザイン初心者にもおすすめ

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