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ウーパールーパーと甲状腺疾患【私とウパさんの共同生活】

この記事は私の現状よりも、ウーパールーパーってすごいんだ!ということを伝えることが目的です。

その内容が私の現状と関連しているため、便宜上記載していますが、
ウーパールーパーのことが知りたいだけ!という方は目次の
「ウーパールーパーと甲状腺ホルモンの関係」から読み進めてください。

私(あすみ悠)の現状

現在私(あすみ悠)は、【抗体陰性のバセドウ病】で闘病中です。
このように診断されたのは2021年の1月です。

その日より、メルカゾールというバセドウ病投薬治療が開始されました。
また、バセドウ病悪化により、うつ病も発症しました。
まずはバセドウ病により、私に発生した症状をお伝えしたいと思います。

私(あすみ悠)のバセドウ病による症状

※バセドウ病による症状は個人差があります。
ここで書く症状がすべてではないので、より詳しく知りたい方は
以下のリンクをご参照ください。

バセドウ病について | メディカルノート (medicalnote.jp)

症状①筋力の低下と体力の低下

私は約8年前まで、フットサルやスノーボードを趣味とする
どちらかというとアウトドア系の人間でした。
朝8時から夕方18時まで働いて、その後、個サル(個人で参加できるフットサル)に参加していました。

しかし、年々スタミナ不足に悩むことが多くなりました。その時は、年取ってきたから仕方がないのかな?程度しか思っていませんでした。

しかし、スノーボードで筋力の低下を大きく感じました。それまでは軽いジャンプやスピンができていたのに、ジャンプする時、スノーボードの板を上げるのが難しくなりました。

症状②下痢の頻発

私は小学生の頃から高校生まで下痢の多い体質と親から言われ続けて育ってきました。しかし大学生活では下痢で悩むことはなく、4年間で卒業し、社会人となりました。

社会人となって、4年間はつらい時もありましたが、体調的には何もなく
順調にキャリアを重ねていきました。

しかし、5年目くらいから、また下痢の症状が頻発し始め、少し汚い話をすると「放屁をすると下痢が出た」などがあります。社会人5年目のいい大人がトイレに失敗することは、悔しく、つらい日々でした。

その時かかった内科医には過敏性腸症候群と言われ、処方箋が出されました。薬を飲むと数日は便秘になり、そこから数日経つと、とまた下痢という日々を繰り返しました。

症状③手の震え

私は職業上、手書きでものを書くことが多いです。
手の震えが出だした時は、字を書くことが苦痛で仕方ありませんでした。

字を書く時、手が震えているので、綺麗に書くことができません
そのため、PCで文章を打つ方がとても楽でした。

症状④体重の減少

バセドウ病はダイエット疾患と言われるような病気ですが、
そのような生易しいものではありません。

たしかに体重は減少します
しかし、それ以上にその他の症状が辛いです。

ダイエットしたいからバセドウ病になりたいなどとは思わない方が
賢明かと思います。

症状⑤頻脈および過剰な発汗

みなさんも買い物で「イオンモール」に行くことがあると思います。

快適な温度に保たれた、快適なショッピング空間
そのような中で帽子に汗染みができるほどの発汗が発生し、
ショッピングモール内を歩くだけで、心拍数が120~150という状態で
家でアニメ視聴している時でも心拍数100越えが当たり前でした。

普通に過ごしているだけなのに、日常的にフルマラソンしている状態です。

うつ病からバセドウ病と判明するまでの経緯

私はアニメが大好きなのですが、2015年当時「アニメで分かる心療内科」が配信されていました。

「アニメで分かる心療内科」公式サイト (mental-anime.jp)

それを見て、初めて心療内科を受診しました。そこで、症状を伝えると
【うつ病】と診断されました。

抗うつ薬を処方され、飲みましたが、一向に改善する傾向がありません
おかしいと思いながらも、抗うつ薬を飲み続けたことにより、
様々な副作用がありました。

そのため、私は心療内科を4つ転院しています。

最後にかかった心療内科で、初めて血液検査を実施されました。
その結果、私に【甲状腺疾患】の疑いがあることがわかりました。

2017年に判明した診断名は【潜在性甲状腺機能亢進症】でした。
この段階では、メルカゾールという甲状腺疾患用の薬
処方されませんでした。

そこから経過観察という4年間が経過し、2020年4月~7月までの3か月
体重60kgだったのが48kgまで減少したことをきっかけに、
甲状腺疾患専門病院への紹介状が出され、

2021年1月【抗体陰性のバセドウ病】と診断を受け、
2023年3月現在も「メルカゾール」の投薬治療

を行なっております。

ウーパールーパーと甲状腺ホルモンの関係

2022年6月からウパさんとの共同生活開始

ウーパールーパーにおいて、甲状腺ホルモンは非常に重要な役割を果たしています。

甲状腺ホルモンは、代謝や成長、発生に関わる重要なホルモンであり、ウーパールーパーの変態にも関与しています。ウーパールーパーの変態は、甲状腺ホルモンの量が増減することによって制御されます。

具体的には、甲状腺ホルモンの量が増えると、ウーパールーパーは成体に変態します。一方、甲状腺ホルモンの量が減ると、ウーパールーパーは幼体のまま成長し続けます。

ネオテニー(neoteny)幼形成熟幼態成熟ともいわれ、幼体のまま成熟するという非常に珍しい生態をもっています。

ネオテニーということは、甲状腺ホルモンが減少、もしくは甲状腺ホルモンが分泌されていないということです。

人間でいうと「橋本病」に当たるのかと思います。
私は、「橋本病」とは逆の「バセドウ病」です。
甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、亢進している状態です。

私が「ウーパールーパー」との共同生活を始めたきっかけ

私が「ウーパールーパー」について知ったのは、以下のリンクです。

企画展便り~ウーパールーパー変態個体について~|おもしろ飼育コラム一覧|アクア・トト (aquatotto.com)

世界淡水魚園水族館「アクア・トトぎふ」様の企画展
「ウーパールーパー変態個体について」というものがありました。

私は他の記事でも紹介している通り、メダカ専門の飼育者でした。

甲状腺疾患について、いろいろ調べているうちにたどり着いたのが、
上述の企画展「ウーパールーパー変態個体について」でした。

甲状腺疾患で苦しんでいた私は、水槽の中で私と同じように
甲状腺疾患のような状態であるにも関わらず、
平気な顔をして泳ぐウパさんに感動
してしまいました。

「ウーパールーパー」との出逢いが私を変えた

「ウーパールーパー」との出逢いで変わったこと①

「ウーパールーパー」飼育し始めたことで、いろいろなことが大きく変わりました。甲状腺疾患をネガティブにとらえていた私「ウーパールーパー」に大きく励まされ、前を向くことができました。

ウパさんは甲状腺ホルモンが減少しているにも関わらず、元気いっぱいです。過剰分泌されている私でも、コントロールできれば、ウパさんたちのようになれるはずだという確信が持てました。

「ウーパールーパー」との出逢いで変わったこと②

「ウーパールーパー」を飼育し始めてから出逢った方に、
素晴らしい方がいます。

「ウーパールーパー研究室_はるらぼ」の杉山遥さんです。

はるさんと出逢い、メダカに関していろいろなことを
趣味で検証していた私は、はるさんにいろいろなことを相談しました。

Youtubeチャンネルを開設し、現在はメダカやウーパールーパーについての動画をアップロードしています。

現在はNPO研究グループ「はるらぼ」の共同研究員という肩書をいただき、
メダカ及び淡水魚で検証を行なっています。

先日は、杉山遥さんの論文「両生類・魚類の”睡眠”と体色制御/メキシコサンショウウオにおけるあくびの習性」の中で、私が寄稿した内容を掲載していただきました。

はるさんは、私の病気について、大きく理解していただき、
たくさんの励ましの言葉をいただき、
感謝してもしたりないくらい、感謝しています。

活動ペースはゆっくりですが、
一歩ずつ確実に前に進んでいきたいと思います。

最後に

この記事を最後まで読んでくださったみなさんにお願いがあります。
NPO研究グループ「はるらぼ」の応援よろしくお願いします。


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