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東京の【東長崎駅〜江古田駅】を、夫婦さんぽ。

「この料理には、この器だな」

フードスタイリングを生業にしている私は、おいしいものは、もちろんのこと、器も大の大好物。

そして
夜ご飯(晩酌)のシアワセのために、働いている!と言っても、過言ではない私たち。

夜ご飯を、さらに充実させるため、お気に入りの食器を増やそう!ということが、お酒片手の夫婦会議で決定した。

元々、わが家で器好きは私だけだったが、
夜ご飯の盛り付けの時に
「この器と、この器、どっちで食べたい?」と、夫の意見を聞いているうちに、いつのまにか夫が、器に興味を持ってくれるようになった。

今では、食器屋さんに行くと
「この器に、焼き鳥をのせたら、おいしそう」と、イメージを浮かべるほど、
夫は器の大切さを、しみじみ感じているそうだ。
「食の楽しさを、教えてくれてありがとう」と、定期的に最高の言葉をくれる。

私の趣味を受け入れ、理解し、好きなものを分かち合ってくれる、夫の器の大きさに感謝しかない。
(おっと、器ギャグみたいになってしまった)

さぁ。
さらなる、おうちごはんの高みを目指して!
最高の食器を探しに、2人で散歩に行こう。

その他、和菓子屋さん、人気カフェにも行ってみます。



東京唯一の 『小鹿田焼専門店 ソノモノ』

訪れるのは、2回目。
今回の最大の目的地「小鹿田焼 専門店」

小鹿田焼(おんたやき)って、なんやねん!という方は、下記をご覧ください。

小鹿田焼とは、大分県日田市で生まれた陶器である。原料となる土には、集落周辺で採取される、赤みがあり鉄分を多く含む土のみが使われる。釉薬によって様々な形と紋様が表現された日用の器には、素朴さとあたたかみを感じる。
現在、小鹿田焼の窯元は9軒あり、1705年ごろの開窯以来変わらず、黒木家・柳瀬家・坂本家の三家体制で制作されている。
中川政七商店の読みもの 参照
https://story.nakagawa-masashichi.jp/craft_post/116763

前回購入した小鹿田焼が、使いやすいし、料理に合うし、デザインがかっこいい。
晩酌中も「この器、やっぱりいいねぇ」と、器を愛でるほどだ。(ただの酔っぱらい)

そんなに好きなら、もう少し小鹿田焼を増やそう!ということで、東長崎駅の食器屋さんに再来。
(西武池袋線。池袋から5分ほどで、東長崎駅)

池袋から2つ隣の駅なのだが、駅を出ると、落ち着いた街が広がっている。

地方出身で、人混みや電車の混雑が苦手な方は、東京のこういう街が、向いているように思う。
自転車で池袋に行けるので、都会さと、長閑さをどちらも楽しめるはずだ。
(那須塩原出身の私は、なんだか落ち着く街)

地元の方しかいない、落ち着いた商店街
(土曜ですが、たまたま人が映りませんでした)


東長崎駅 北口から 徒歩3分で、目的地に到着!

【小鹿田焼ソノモノ】
夫が楽しみだったようで
店内にすぐ吸い込まれていった。笑


私は入ってすぐ、さまざまな小皿にウキウキ。




目移りするほどの小鹿田焼に、おのおの、器と真剣に向き合う。

覚えていただけただろうか?

「おんたやき」という日本の陶器を...!

回しものでは、ありません。

最初、私は「小鹿田焼」が読めなかっただけです笑

1つ1つ手作りで、同じ模様がないため
好みの器に出会えたときは、とても嬉しい。


一通り店内を見終わったあと

「気になるのあった?」と、お互いの”お気に入り”を見せ合い、協議にうつる。

(協議といっても「これ餃子のタレ用にどう?」「これ、おつまみ盛ったらおいしそう」など、平和な会話です)

真剣な協議の結果、5枚の小鹿田焼を、おうちに迎えることに。

職人による、日本の手しごと。
模様が美しすぎるぜ。


小鹿田焼の魅力は、丈夫で、レンジも使えるし、食洗機も大丈夫でした(自己責任でお願いします笑)

今の賃貸は、食洗機がないので、丁寧に?手洗いしております。(洗っているときも、美しい)

そして、素朴な色味が、料理に合わせやすい。

「おうちごはんを、おいしそうに魅せられる器」
「一家に一枚!小鹿田焼!」
と、声を大にして伝えたい。
(後半、なんてレトロなキャッチコピー)


さてお次は、食器屋さんの近所にある、
隠れた和菓子の名店へ。


上品な味の和菓子 『松露ことぶきや』

こちらも、再訪問。
前回頂いた「名物くるみ大福」が、美味しかったので、また来れて嬉しい。

今回、くるみ大福が売り切れだったので(残念)、季節限定の「大粒いちご大福」を購入。

絶品の〜、いちご大福に〜、出会ったぁ〜。


甘さ控えめで、上品な味の白あんと、ジューシーで大粒な甘いイチゴ。
大福部分は、口の中で、とろけるやわらかさ。
(ナイフで切りにくいほど、やわらかい!大きなイチゴを、やわらかい餅で包む職人技術!凄すぎる!)

この、こだわりを感じる和菓子屋さんは、
「きっと何を食べてもおいしいんだ!」という結論に至った。(子供みたいな感想)
今度行ったら、また違う和菓子も買って帰ろう。


ここから、江古田まで30分ほど、住宅街を散歩。

こだわりを感じる喫茶 『パーラー江古田』

15時すぎ、コーヒーを飲んで休憩をすることに。

(散歩で疲れた体への、コーヒーのおいしさったら!格別なので、ぜひおすすめ)

パーラー江古田

住宅街の中に、ポッと現れるお店。
知ってる人しかたどり着けない ”物語の中のお店” のような外観。

メニュー数が多すぎて
喫茶店?カフェ?パン屋?バル?ビストロ?と
なんともジャンルがつけ難い店、パーラー江古田。

人気で、待ちが出るのが当たり前のようで、名前を伝えて、メニューを見ながら、少し外で待つことに。

素材や作り方に、こだわりのある、手書き説明のメニューが並んでいた。(ランチやディナーに良さそう)

石臼でひいた小麦粉のパンが有名らしいが、コーヒー休憩をしたかったので

イチジクと胡桃のパウンドケーキと、カップチーノを。

ハートを作れる店員さんがいる、
コーヒーレベルの高さに脱帽。
ハートをありがとう!


パウンドケーキは、しっとり舌触りのいい生地。
イチジクの風味と種のツブツブ感、クルミの食感。
添えられたバニラアイス、コーヒーとの相性も、ばつぐんだった。

なんとなく休憩しよう。と思っただけなのに
おいしすぎるパウンドケーキに出会って、思いもよらないサプライズかのような、幸せを感じた。
作っている店員さんに感謝。

(飲食で長年働いていたせいか、人が作ってくれたものに対して、アホみたいに感動してしまう)




南長崎駅〜江古田駅。

週末や、ゴールデンウィークGWに予定がない方、気楽に都内を散歩してみませんか。

東京は、ちょっと隣駅に降りるだけで、全く違う街が広がる不思議な都市。自転車でしか気づかないこともあれば、歩かないと気づかないこともあります。

途中見つけた公園で、サンドイッチやコーヒーをいただくだけでも、とっても幸せな気持ちになれますよ。

こんなご時世だからこそ、散歩して、ホッとできる時間を作りたいものです。
道に咲いている、小さな花を見て、子供のころの気持ちを思い出す、そんな散歩をしませんか。
(どんな誘い文句)

街歩き記事は、マガジンにまとめてありますので、
なんとなく出かけたい!ってくらいのモチベーションで、気楽にご覧くださいませ。


ちなみに、みなさんに、たくさん見ていただけた
東京散歩ブログはこちらです。
(ありがとう!ありがとう!)



フードコーディネーター あすきー

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