人間達のハーモニー

人々は、この地球で、いろいろなメロディを奏でている。

いろいろな私が、いろいろな私と出逢って、

いろいろな関わりの中で、

生まれるシーン、生まれる展開。

生まれる笑顔、生まれる涙。

生まれる繋がり、生まれる愛。

諸行無常の中で

持つ物、住む場所、関わる人も、経験全て、変わりゆくもの。

出逢い、別れ、流れゆく。

そのたくさんの

偶然のような必然と、無意味のような必要と、奇跡のような当たり前の中で

いろいろな私と私が、関わり合い、交わり合い、支え合い、気付かせ合い

時に傷付け合い、愛し合い

奏でるメロディ。

喜びのメロディ。

悲しみのメロディ。

愛のメロディ。

怒りのメロディ。

たくさんの、たくさんの。

人はよく、良い悪いというものさしを使って

これは良いハーモニー、これは悪いハーモニー

と決めつけることがある。

だけど、実際に音楽を聴く時はどうだろう。

オーケストラのコンサートを観に行ったとしよう。

観客席から聴く、明るい雰囲気の作品も、どこか寂しいような曲調の作品も

どれも素晴らしいハーモニーで、素晴らしいアートで

人の心に届き、豊かさや感動を与えてくれる。

人々が地球で奏でる様々なハーモニーも

それと同じように感じてみるとどうだろう。

どんなメロディも、いろいろな私と私が奏でるその音は

いろいろな表れ方で、私たちの心を豊かにする。

全てが、生命と生命のハーモニー。

そんな風に感じてみると、自然と、どんな今も

愛と感謝のあたたかさに包まれる。

どんなメロディを共に奏でた人も

その中に、たくさんの気付きがあり

その気付きは私たちの心の変容へ繋がっていく。

例えばどんなに嫌だと思う人や、苦い気持ちを感じる人でも

その人との関わりの中で湧き起こるものを

心で聴き取って、気付きに繋がる時

“悪い出来事”や“嫌な人”などいなく

全ての関わりが、互いの気付きと心の変容を起こし合うことのできる

豊かなメロディ。

全てが美しい、愛のハーモニー。

愛と感謝を。

Asuka

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愛を込めて。

Asuka