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手軽ですごいよ夏には甘酒!
米からできる甘酒
甘酒には2種類あります。
米からつくられるものと
酒粕からつくられるものです。
前者は、
米のデンプンを麹菌によって、
糖分に変えているもの。
アルコールは一切含まれていません。
後者は、
酒粕を水にとかし、
砂糖であまくしたもの。
アルコールが含まれるため、
子どもにあたえるときには
注意が必要です。
今回は米麹からつくられる甘酒について、
お伝えしたいとおもいます。
甘酒が点滴?
すこし前に、
「甘酒は飲む点滴だ」
とブームになりましたね。
「点滴」といううたい文句がついた理由は、
甘酒にふくまれる、
ブドウ糖・アミノ酸・ビタミンB群
などの成分が点滴と同じだからです。
つまり、それだけ甘酒には、栄養があるということです。
甘酒は、自宅で簡単につくれ、
飲む以外にも調味料として、
幅ひろく活用できます。
甘酒のつくりかた
材料:米1.5合 / 水2合 / 米麹150g
(よくスーパーで300gの米麹が売られているので半分つかいます)
用意するもの:温度計
1.米麹を買う。
生麹と乾燥麹があります。
生麹の方が新鮮で、菌が元気なので、
生麹をオススメしますが、どちらでも大丈夫です。
2.米をゆるめにたく。
私は1.5合の米に2合の水をいれてたきました。
米はふつうのうるち米でも、もち米でもいいです。
もち米の方があまみのつよい甘酒になります。
もち米をつかうと、
保温の過程で水っぽくなるので、
調味料としてつかいたい場合は、
ふつうの米をつかった方がよいとおもいます。
3.米がたけたら60℃くらいまで冷ます。
甘酒もそうですが、発酵食品づくりは、
温度管理が重要になってきます。
あまりにも高温だと、麹菌が死んでしまいます。
4.米を冷ましている間に米麹をほぐします。
両手をすりあわせて、
手の温度を伝えるようにやさしくもみほぐします。
一粒一粒の状態になれば大丈夫です。
5.米が60℃くらいになったら、米の中に4の米麹をいれて、よく混ぜあわせます。
6.そのまま55℃〜60℃くらいに保ちます。
炊飯器の保温機能をつかうと便利です。
そのとき炊飯器のフタにしゃもじなどをかませ、
隙間をあけるのがポイントです。
乾燥防止に、ぬれふきんでフタをするといいです。
7.1~2時間おきに混ぜます。
8時間くらい保温すれば、できあがりです。
※粒が残っている状態なので、
気になる方はミキサーをかけてください。
甘酒飲みかたいろいろ
・水やお湯で割って飲む。濃さはお好みで。
・豆乳で割って飲む。
調味料にも
・そのまま料理にいれて、煮物などのあまみづけに。
砂糖やみりんのかわりになります。
・甘酒の分量に対して、5%の塩を加え、甘塩麹として。
きゅうりや大根とあえて、すこしおき、
なんちゃってべったら漬けが完成です。
野菜だけでなく、生魚や生肉を漬けると、
ジューシーさが増し、旨味がアップします。
塩気があるので、そのまま調理しても、
味がついていて美味しいです。
夏には甘酒
江戸時代には夏になると
甘酒売りという商売が成り立っていたそうです。
当時は夏バテ防止に積極的に飲まれていたんだとか。
現代に生きる私たちも、
甘酒の力をかりて、
暑い夏をのりきりましょう。
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