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新刊試し読み!『暴落ドミノ 今すぐ資産はこう守れ!』

1月31日(水)発売の新刊、『暴落ドミノ 今すぐ資産はこう守れ!』の「はじめに」を公開します!

バブル後30数年ぶりの高値を更新している今だからこそ、片方で冷静な視点も持っておきたいものです。
いっときの儲けにぬか喜びせず、しっかり資産を築いていきたい人には必読の内容です!

■編集担当からのひとこと

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【はじめに】

世界の金融マーケットをみるに、もういつ暴落がはじまってもおかしくない。
秋が深まり、すっかり葉っぱが落ちてしまった柿の木の枝に、熟柿だけが色あざやかに残っている。その熟柿も、ある日ボタボタと落ちはじめる。そんな感じだ。
なのに、本書を執筆している2023年12月半ば現在、世界の金融マーケットはどこもまだ崩壊に至っていない。
それどころか、米国のNY株式市場では、代表的な株価指標であるダウ工業株30種平均株価が連日のように史上最高値を更新している。
どこをみて、金融マーケットの暴落は時間の問題だと言っているのか。そういった批判を浴びそうである。

それでも崩れる、そう強調したい。本書が刊行される頃には、世界の金融マーケット崩落の嵐が吹き荒れているかもしれない。

金融緩和バブル、そう言っていい展開だが、もういつ大崩れをはじめてもいい。その先では、あらゆる金融商品で大暴落の連鎖は免れない。それは、経済合理性のしからしめるところである。
経済合理性が働く? そう、経済では勢いが強まって、ひとつの方向へ行き過ぎるのは、よくあること。
しかし、その間にも反動エネルギーは着々と蓄積されていっている。そして、どこかで力関係が拮抗し、逆に反動エネルギーが勝りだす。そこで勢いの方向が反転する。
それを、経済合理性が働いたという。ちょうど、ゴムが引き伸ばされるにつれて、縮もうとするエネルギーがどんどん蓄えられていくのと同じだ。そして、どこかで反転エネルギーが勝って、ゴムは一気に縮む。
ゴムが伸び切って、プチンと切れてしまったら、どうなるのか? それが、歴史に残る「なんとかショック」とされるバブル崩壊である。

本書では、金融緩和バブルの生成発展からはじめて、暴落ドミノまで一気にペンを進めている。そして、想像を絶する大混乱の中、いかに資産を守り、さらなる資産形成を進めていくかに言及している。
資産形成? そう、筆者の専門分野である。これから襲来する大混乱を、いかに乗り切っていくべきかを、読者の皆さんと共有したい。
なにも、恐れることはない。むしろ、大チャンスが待ち構えているのだ。

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