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超絶ハイスペックな人間が就活してみた

はじめに

先日、転職をしてIT業界とかいうイキった業界に入った私ですが、転職活動中は、面接はまあまあ散々なものでした。

面接が苦手なのです。
面接が苦手過ぎて逆に突き詰めてやろうと思い、kindleで書籍も出版致しました。

kindleで99円で販売しましたが、下書きはnoteにあるので買わなくていいです。
本当は15円ぐらいのクオリティですが、Amazonの最低価格が99円らしいので、99円にしました。

まあおかげでリアルな方の履歴書のポートフォリオ欄が埋まって助かりましたが。

落ちまくったけど、実は前職の実績は嘘かと思うぐらい良いのです。
実は結果出してます、わたし。

そこで思いました。
超絶ハイスペックすぎて、凡人では測れないような人間が普通に就活をしたらどうなるのかと。

実際に面接に行ってしまうと迷惑なので、登録までしか行っていません。
また、エージェントや企業からのメールはさすがに画像の添付はできません。編集で隠しても外せるプロがたまにいるので。。。
以上、ご了承ください。

1.ハイスペックな人間のプロフィールを作る

1-1.生い立ち

とりあえず出身はどこでもいいので、私と同じ熊本県にします。
年齢は、私が1989年生まれなので、少し上、しかし、35歳を超えると求人が減るので、1988生まれの33歳の設定にします。
若い方がいいかなとも思うのですが、狙うは管理職なので、年上気味にしました。

名前は上品な響き、偉人の名前、中性的がハイスペックっぽい感じがするので、
「西園寺 公子(さいおんじ こうし)」
としました。
ぱっと見「きみこ」に見えるので中性的はクリアです。
西園寺さんが実際に知り合いにいないのでわかりませんが、多分貴族の末裔っぽいんじゃないかということで、苗字は決めました。
「こうし」はもちろん中国の孔子からとっています。
儒学のパイオニアで、思いつく限り最初のパイオニア、いわばパイオニアのパイオニアなので選びました。
某家電メーカーのステマではありません。

1-2.学歴

ハイスペックな人間は、東京大、京都大、一橋大、東工大以外ありえません。
また、最もセンスのいい住民は大阪府民です。
そして、ハイスペックな人間は卒業することにこだわらないので、どこかで「中退」を入れたいです。

結果として、2011年京都大学卒、同年大阪大学大学院入学、2012年大阪大学大学院中退としました。

学部なのですが、母数的に理系の方が少ないので、工学部とします。
医歯薬は果たして大学院に行って中退するのかと言われたら微妙なので避けました。
あまり盛りすぎると嘘がばれるので。

1-3.職歴

具体的な企業名は出すわけにはいかないことと、
やっぱりハイスペックな人間は社長でしょ!
ということから、架空の会社のCEO、最高経営責任者ということで決まりました。

会社名は「株式会社みらい予想図」としました。
たまたまドリカムが流れてたからです。

何の会社なのかは絶対に突っ込まれるので、突っ込みにくい職種にしたかったです。
なので、非常にデリケートな業界、葬儀会社ということにしました。

とりあえず、現実味のある職歴にはしたかったので、大学院中退→普通に葬儀屋に就職→独立の流れで行きます。

ただ、そうすると、退職理由が必要です。
そこでひらめきました。ハイスペックな人間は凡人ではできないようなクリエイティブな発想をすると。

そこから、西園寺公子は葬儀中にかってにBGMを変えて怒られて納得がいかず、退職して自分で会社を立ち上げたというストーリーにしました。
その時の音楽がこちらです。

この計らいで厳しい叱責を受け、納得できずに退職というながれです。

1-4.株式会社みらい予想図の事業規模

まあ普通に考えたら、初年度(2017年に設定しました)の売り上げは大したことないでしょう。

また、葬儀には、遺体運搬、火葬、読経、エンバーミング、遺品整理など、外注しなければならなかったり、そもそも別業者に頼むものが意外と多いので、むしろ赤字が普通なんだと思います。

ただ、インパクトは残したいので、初年度年商3000万円に設定しました。
だいぶ無理がありますが、葬式業界なんてツッコまれないだろうとタカをくくりました。

直近2021年の年商は4億5000万円としております。
意味の分からない数字と成長率ですが、たぶんツッコまれないんじゃないかと思います。

一応、自社で遺体運搬、火葬、読経、エンバーミング、遺品整理、特殊清掃をまかなえるという状況にしたということにします。
お坊さんじゃない会社員がお経を読むってどういうことやねんと自分でも思うのですが、多分大丈夫です。

1-5.志望動機と転職理由

転職理由はすぐ思いつきました。

西園寺さんは一般企業の経歴がないので、一般社員としては未経験なのです。
なので、普通のサラリーマンをしてみたいという理由にしました。

志望業種はしぼりませんでした。
どんな分野からオファーがくるのか見てみたかったからです。
ということで、志望動機なしでいきます。

2.自己PRと職務経歴書

以上を踏まえて、作成した結果、こうなりました。

自己PR
職務経歴書

つーことで、年収2億4000万円の社長が出来上がりました。
「いやいや俺これ以上稼いでるし」って方がいたら、スキとフォローとこの記事を100万円で買い取ってください。

3.企業、エージェントの反応

3-1.エントリー

希望職種なし、希望年収200万以上、残業転勤可という条件でいきます。
要はなんでも受け入れます。どうせ働かないし。

3-2.企業の反応

メールをお見せできないのが残念ですが、

A社。リアルな私にもオファーしてきた会社です。
私に提示した収入は年収350万だったのに、西園寺さんには600万出すと言っています。西園寺さん200万でいいのに。

B社。大手企業。年収1200万でオファー。無視し続けると何度も連絡がきます。西園寺さん200万でいいのに。

C社。大手企業。年収800万~1500万でオファー。幅の700万だけで二人雇えます。西園寺さん200万でいいのに。
しかも、取締役からのメールでした。本当かわからないけど。

3-3.エージェントからのオファー

エージェントは大体候補を2、3社持ってきて、実際に電話などでお話する流れなのですが、とりあえず人数が半端なくて持ってきた案件も1000万オーバーばかりでした。西園寺さん200万でいいのに。
しかもしつこく連絡がきます。
だんだん飽きてきたのですが、とりあえず一人とはお話しないとなーと思い、連絡をしてみました。

「お世話になっております。西園寺公子と申します。」
「あ!西園寺様ですね!ご連絡ありがとうございます。」
「いえいえ。たくさん候補を頂きこちらこそありがとうございます。
ただ、私会社員未経験だし300万円あればいいかと思ったんですけど。。。」
「経歴を拝見しましたが、大変優秀な方なので、年1000万円ぐらい出しても来てほしいという企業様が多くてですね、一応私どもも待遇の良い会社を選定致しました。」
「そういうことだったのですね。ありがとうございます。」
「頂いたお電話で恐縮ですが、是非お話させていただいてもよろしいでしょうか?」
「はい。大丈夫ですよ。あ!ちょっと待ってください。」
~しばらく待たせる~
「すいません大変お待たせ致しました。今会社から連絡がありまして、孤独死されて時間の経った方の案件が入ったんですよね。」
「そうなんですか?もう後任の方に任せられると伺ったのですが。。。」
「そうなんですけど、この前素手で清掃、遺品整理からエンバーミングまでやろうとしてた社員がいまして・・・少し不安なので、この案件までは私も携わります」
「え?いつ頃ご連絡差し上げた方がよろしいでしょうか?」
「いやあ、ちょっと読経中に笑ってしまう社員の教育とかもやらないといけなくなったので、申し訳ございませんが、今回は辞退させて頂きたいと思います。」
「私どもも、是非西園寺様の転職のお手伝いをさせて頂きたいのですが・・・」
「いやあ、ちょっと思い出せば思い出すほど不安で・・・死に化粧でブルべとかイエベとか言い出す者もいますし、またこちらからご連絡差し上げてもよろしいでしょうか?」
「・・・かしこまりました。落ち着きましたらぜひ!私にご連絡ください!」

というまさかの神対応でした。

4.まとめ

転職活動は戦略的にやればうまくいく。

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