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第6回未来教室 ”人に伝わる文章の書き方とポイント” ライター 国富由紀さん

第6回目となる未来教室。

今回のテーマは、”人に伝わる文章のコツ”

中学生たちは、1回目から5回目まで普段では会うことのない人に出会い、触れることのない話に耳と心を傾けました。

そして、その時の心の揺れや気持ちを言葉にして残してきました。

ただ、これからはその言葉を伝わるように表現し、誰かに届け、仲間を見つけ、居場所を作っていくことが求められます。

だから、第1期の最終回となるこの6回目は、人に伝わる文章を自分なり書き、それを教室で一緒になった仲間に伝えること、聴き合うことをテーマに開催しました。

講師はnoteでも賞を取られているプロのライターの国富由紀(クニミユキ)さん。アスエコ未来教室プロデューサーの柏原とNPO活動を通じてつながりがあり、伝わる文章のコツだけではなく、中学生たちへしっかりと心を届けてくださる方です。そして、これまで参加中学生たちが書いた文章に1人づつコメントも入れて届けてくださいました。

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教室では、最初に国富さんから、人に伝わる文章のポイントを解説いただきました。

文章に正解はない。その正解のない中で自分の気持ち、考えを伝わりやすくするコツ。

自分の気持ちを書くこと。言葉を足してみること。

一人ひとりの文章を見られた上での、その特徴をより良くするためのポイント。中学生は、自分のことだと思いあたりながら、そのコツを自分事に捉えていきます。(周囲の大人もなるほど~と興味津々)

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批判や悪口で共感を得るのは簡単。でも、他人に”面白さ”を伝え共感を得るのは難しい。

伝わる文章のコツを聞いたあとは、実際にそれぞれで誰かを褒める文章を書いてみます。

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未来教室の子どもたちには、未来をつくり、人やもの、コトを繋げる大人になって欲しい。だからこそ、他人を褒める、面白さを伝えられる、共感を得られる文章を書く人でいて欲しい。短い時間のワークでしたが、そんな私たちの願いも反映したワークでした。

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めっちゃ褒められてるー!すごい一杯書いてくれてる!           そこいいよね!羨ましい!すごい!

これまでの文章にプロのライターさんがどんなことをコメントしてアドバイスをしてくれたのか。みんな興味津々。そして、書かれた内容を同じグループの人とも分かち合います。サポートする大学生たちも共感をしていきます。

ライティングのお話とワークの後は、これまでのふりかえりをしつつ、仲間と共に未来を想像する時間としました。

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これまでの未来教室を通してそれぞれが思った10年後の世界。グループの中で、それぞれの願う世界の共通点やその先を話し合います。

そして、その実現にはどんなハードルがあるのか。

未来教室のテーマは”SDGs”。誰ひとり取り残さない世界、社会のために何ができるか。

最後は、グループで、10年後の目指したい世界を作るためのアイデアを出し合い、考えます。そしてそれをみんなで共有しました。

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グループ作業の後は、個人での落とし込みとそれを言葉にする時間。

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中学生たちは、これまでのことをふりかえりながら、国富さんのアドバイスも意識して気持ちを言葉に変えて記していきました。

静かだけど、それぞれに向き合う時間。

みんなに書いた内容を言葉にして伝える。     ~発表の練習~

最後は、それぞれに書いたことをみんなの言葉で伝えてもらいました。ただ、伝えたことは、”練習だということ”

上手に言わなくていい。練習として、自分の言葉で話す、伝える。    この場は安全な場だから、安心して練習をしよう。

中学生たちは必ずしも人前で話す経験が豊富だったりはしません。まして、周りは大人の人や大学生もいて、その中で自分の気持ちを自分の言葉で話すのはとってもハードルが高くて当たりまえ。

だから、練習。そして練習のための練習時間も作って、みんなに伝えました。大学生もサポート。

それぞれの言葉で気持ちを話し、聴き合う時間。

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最後の時間は本当に温かく、みんなが一人ひとりの声に耳と気持ちを傾ける空間となりました。

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自分から何かを見つけたいと参加した子。親に勧められて、行ってみようかなと参加した子。SDGsのこと、世界のこと、社会のことを知りたいと思った子。自分に自信がなくて、変わりたいと思った子。

参加理由は本当にそれぞれ。学年も違う。考え方も違う。

そんな14人が6回の教室の中で様々な大人に出会い、感じ、自分の中の心や想像力、考え方を成長させていきました。

時間にしてみたら、たった6カ月の中の1日にも満たない時間です。それでも今は短い時間でも、未来に繋がる大切な”続く時間”だったのではないかと思います。

高校生なれば、探究学習が注目され、主体的に学ぶ姿勢と成果が求められます。だけれども、全ての高校生がその機会を持てるわけではなく、またその入り口に準備をして立てるわけでもありません。

だからこそ、中学生のうちにその準備ができる時間、出会い、考え方を広げる機会が必要だと思っています。アスエコ未来教室は少人数制の6カ月間の教室ですが、この機会が必要だという考え方や未来講師の情報、取組自体が様々な地域、人、団体に参考となり、広がっていけばと願っています。

第1期に参加してくれた14名の中学生たちの未来にアスエコとしても引き続き注目しつつ、次の第2期の子どもたちとの出会いを楽しみにしています。

文:アスエコ未来教室 プロデュース 柏原拓史

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