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つよくてやさしいひと
2019年12月24日、20歳になりたての私。
つよくてやさしい人になりたい、を言語化し始めたころ。
日記をつけるのが好きな訳じゃない、時々自分の気持ちを言語化したくなってしまう。言語化は気分が良い。
自分の吐く言葉は気持ち悪いのに、後から見返しては愛しく思う。
ちやほやされたい訳じゃない、自分のことを好きな人に絶対的に好かれ続けたい。寒い季節なことを言い訳にしてくっついていたい。頭は撫でて欲しい。子供っぽいかな。20歳にもなったのに。
悪口を言うのは好きじゃない。悪口大会ってなに。人の評価をするのに悪口しかできないことが気持ち悪い。なあなあなまま終わった話し合い。悪口大会で盛り上がるような人間とこれからやっていけるのかな。こういうことを思うのは悪いことなのかもしれない。わからない。自戒も込めて。
仕事しないとかできないとか悪口を言うとかそういう欠点のある人間なら馬鹿にしていい悪口を言ってもいいという風潮が嫌いなのかもしれないと気づいたのでやめていきたい。強いって多分そういうこと。優しいって多分そういうこと。
自分の情報管理能力の無さについて。失言は信頼を失う原因だということに気をつけて生きていきたい。発話行為が嫌になってしまいそうだな。脳死で口から言葉を発することが気持ち悪い。場の空気に流されていらないことを言う自分が気持ち悪い。ちゃんと思慮深い人間になりたいな。つよくてやさしいひとになりたいな。
その後、年始に強さと優しさの定義をすることにしている。
美しさとは死に向かいつつ強く生きる覚悟。強さとは優しいこと、優しくしないという意志があること。優しさとは言わなかったこと、伝えなかったこと。それでも側でひとりにさせること。強くて優しい人間になりたかった2020年の私へ。美しい人間である準備はできていますか。何個目かの今年の抱負。
そして、三度目。昔描いていた強さでも優しさでもないけれど、少しは「つよくてやさしい人」に近づけていると嬉しいな。
今年の「強さ」は一人では生きられない弱さを受け入れてそれと共存すること、私が私を幸せにしようともがくこと。今年の「優しさ」は周りの人と私自身の愛情に素直にあること。話し合うこと。感情的にならないこと。「美しさ」とはきちんとバランスがとれた状態で私らしさを受け入れて進み続けること。
優しさ、強さ、それを兼ね備えた美しさ。必ずしもスマートでなくても良いと、自分を認められるようになったのは、今視点では成長かもしれない。
秘伝のタレのように、年をめくるごとに書き足していきたい。
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