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高校生発 ロールモデルをみつけよう!

《note創刊にあたって》

「高校生発 ロールモデルをみつけよう!」に関心を持っていただき、ありがとうございます。私たちは、福島県南相馬市を本拠として次世代育成を目指す、あすびと福島という団体です。

私たちが伴走してきたプロジェクト「高校生発 ロールモデルをみつけよう!」を2022年1月からnote で発信していきます。すでに2020年から多岐にわたるロールモデルを取材し、今回、一挙に発信するロールモデルは10名の方々です。
これからも2カ月に1人のペースで「高校生発 ロールモデルをみつけよう!」の記事を投稿していきますので、是非、ご期待ください!

それでは、この活動の内容や、プロジェクト発足に至る経緯について紹介します。

《「高校生発 ロールモデルをみつけよう!」スタートの経緯》

2020年当時高校3年生の遠藤春香さん

このプロジェクトは2020年、あすびと福島とともに活動していた 当時高校3年生の遠藤春香さんの想いから始まりました。

「何もない」と思っていた地元
遠藤さんの故郷でもある福島県南相馬市は、田園風景の広がる穏やかな地域です。一方、際立った特徴が見つけづらく、若者たちが自分の故郷を「何もない所だよね」と言うことが当たり前になっていることに、彼女はかねてから問題意識を抱いていました。

知らなかった地域の動き
そんな遠藤さんに転機が訪れたのは、プロジェクト発足の半年前、高校2年生の時でした。
被災地・福島県の沿岸部では復興に向けて、現在進行形で様々な取り組みが行われています。その一環として南相馬市では、2019年9月に、世界に類を見ないロボットの開発実証拠点「福島ロボットテストフィールド」が(一部)開所しました。

ちなみに、、、福島ロボットテストフィールド
通称「ロボテス」。福島イノベーション・コースト構想に基づき整備された「福島ロボットテストフィールド(RTF)」は陸・海・空のフィールドロボットやドローンの一大開発実証拠点です。インフラや災害現場など実際の使用環境を再現しており、ロボットやドローンの性能評価や操縦訓練等ができる世界に類を見ない施設です。

高校2年生の遠藤さんは、あすびと福島の活動の一環で、ロボット研究・開発の志をもってロボテスに進出した方のお話を伺うことになります。
日常では接点のない大人の話は、彼女にとって非常に刺激的でした。
そして、思いもよらなかった一言を聞いて、彼女は強い感銘を受けます。

 「世界最先端の環境が南相馬市にある。こんなに魅力的な場所、他にどこにもないんだよ。」

彼の言葉は、遠藤さんの心にあった劣等感を一気に吹き飛ばしました。

 ——何もないと思い込んでいた南相馬が、大きく動き出していた。——

地元の輝きを伝えたい
私たち若い世代が知らないだけで、この地域は動いているし、その動きを支えている大人が沢山いると感じた遠藤さん。
「このままではもったいない」。地元の魅力的な取り組みや、それに尽力する人々についてもっと知りたい、そして同世代にも知ってほしい、との想いを強く持ちはじめたのです。
その後、あすびと福島と試行錯誤を経て、形になったのが「高校生発 ロールモデルをみつけよう!」でした。

同世代から後輩、そして次世代へ
遠藤さんの想いから始まった「高校生発 ロールモデルをみつけよう!」。後輩が想いを引き継ぎ、2つの高校にまたがる17名の先輩・後輩の輪になっています。2022年1月現在、13名の編集部員が活動しています。高校生たちが自分たちの身近にいるロールモデルをみつけ、発信していく活動は今後も続いていきます。


《編集部員の想い》

2022年1月現在、13名の編集部員が先輩部員からバトンを引き継ぎ活動しています。全員がそれぞれ想いを持って、このプロジェクトに自主的に参加しています。

《先輩大学生の想い》


《発行責任者「あすびと福島」》

高校生自身の成長の場
「高校生発 ロールモデルをみつけよう!」は、福島県沿岸部の高校生たちが、福島県内で志をもって活動する大人たち「ロールモデル」を取材し、高校生を中心とした若い世代に向けて記事を発信するプロジェクトです。地元福島の魅力を知ってもらいたい、自分の人生や進路の決断をする上で何かの参考にしてほしい、という想いで活動しています。

このような「高校生発 ロールモデルをみつけよう!」プロジェクトは、「高校生自身の成長の場」でもあります。活動を通して得た学びは、編集部員の高校生たちの多様な成長に大きく貢献してきました。私たちあすびと福島は、より良い成長の場づくりを目指し、発行責任者として彼らと伴走しています。

あすびと福島の次世代育成プログラム
あすびと福島は、福島創生を担う次世代人材の育成を志しています。
福島の若い人材との伴走を通じて、「あす」を創る「ひと」への成長に寄与したいという想いを込め、「あすびと福島」という社団名をつけました。
福島県内の小中学生~大学生・社会人まで、年代に応じて、様々なプログラムを無償で提供しています。

小中学生⇒再エネ体験学習、あすびとジュニアクラブ活動
高校生 ⇒プロジェクト・ベースド・ラーニング、探求学習
大学生 ⇒あすびと会(ありたい社会と自分を内省するサードプレイス)
     学生・長期インターン(奨学金)
社会人 ⇒新卒ファーストキャリア(正社員)

次世代育成の経済的持続性
一方、これらの次世代育成を無償で継続するには、安定した収入源が必要です。
そのため、あすびと福島は、日本全国の企業を対象とした社会人研修をビジネスとして企画・運営しています。多くの企業から評価を得て経済的な持続性を確保したことから、福島の次世代育成をさらに進化させていきます。

志はソーシャル、仕組みはビジネス。
福島の次世代育成と企業の社会人研修、あすびと福島はこの両輪で日々前進しています。

事務局の想い


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