疲れない就活をした話【22卒・就活体験記】
就活0ヶ月目
就活を始めるときに決めたことがあります。
「気持ちが進まないことはしない」
です。
私の周りで就職活動をしている人は、みな疲弊していました。
暗くて、つらくて、大変なことばかり。
何をやるにも楽しみたい私は、そうならない工夫をしようと思いました。
就活の流れ(3年2月から)
1ヶ月目
3年2月までは本当に何もしていません。
ボランティアやインターン等も、自分の興味でやっていただけで、
就活のためにしたことは皆無の状態でした。
始めにしたことは、2つです。
1,逆求人アプリの登録
2,inteeの登録
その後自己分析らしきことをしていました。
要は自分の見せ方を考えていました。
論理的に、点(自分の経験)を線でつなぐことを意識していると、
意外と自分でも気づかない
点と点の間にあった自分が見つかりました。
就活2ヶ月目
説明会ラッシュでした。
そもそも特に業界や職種を絞っていなかったので、
とにかくいろんな所をinteeさんに紹介してもらったというイメージです。
たくさんのつながりを与えてくれたので、
一歩引いて、俯瞰して考えることがしやすかったなと思います。
本当にいろんな会社がありました。
気持ちが乗らないところも、もちろんありました。
そういったときは、不用意に追いかけすぎないようにしていました。
会社と自分のそれまでの関係を終わりにするのは残念ではありますが、
本当に行きたいところを見つけるには必要だと思います。
その後、数社はESも書きました。
求められている抽象的な人物像→自分の具体的な体験
という落とし込みを意識していました。
企業の価値観から見ることで
自分のしてきたことの中にも、意外な要素があると気づけるので、
私としては面白かったです。
就活3,4ヶ月目
面接メインでした。対策は主に4つです。
1,企業のマインドを知る(ビジョン、行動指針など)
2,会計書類を見る(EDINET上の決算短信など)
3,自分についてのパワポ作成
4,面接10分前に机につく
用意周到に、30分の面接の時間の使い方をイメージしました。
自分の性質の中で、その会社が一番求めているであろうことを
いかに絞って濃縮するか…と考えていました。
inteeのメンターさんにも、何度もアウトプットを確認してもらえたので、
やっぱりプロの第三者の視点は大きいなと感じたのもこの時期です。
4は、絶対におすすめです。
頭の中が整理されて、構成立てて話せるようになります。
これだけは伝えたいこと
1,気持ちが乗る方法を見つける
2,すべてはプレゼン力
3,お見送り=ミスマッチを防いでくれてありがとう
1,気持ちが乗る方法を見つける
自分が「やりたい」と思うようなやり方でやればいいと思います。
例えば、企業分析するにも、
私はインターンに参加したり、OB訪問したりは気が進みませんでした。
その「企業の選考のためだけ」という時間が、
私にはもったいないと思ったからです。
代わりに分析する・推測することのが好きなので、
企業に対しても予想と答え合わせの繰り返しを楽しみました。
何をしているしていないではなく、
「何を考えているか」を伝えることが大切なのかなと思います。
2,すべてはプレゼン力
ES、面接、逆質問…すべては、伝え方次第。
論理的な構成か、聞き手が聞きやすい・読みやすいか、
どの体験からどんな価値観を得て、そのどこが求めている点に重なるのか。
どういう見せ方をすれば、一番自分が輝いて見えるかを考え、
スライドにまとめました。
パワポは決まって、
①私、②(志望企業)と私、③知りたいこと、という構成です。
①これまでの私、力を入れたこと①・②、そこから得た価値観、その先のビジョン、ビジョンに沿った軸
②事業に対する理解、文化に対する理解、志望動機(会社)、志望動機(事業)、そこでないとダメな理由
③事業について、働き方について
これを作成する段階で、どれだけ書きたいことが埋まるかという点から、
自分の志望度を客観視することもできました。
最終的に内定承諾をした企業から、
・話が論理的である
・具体的経験の真意を見極める力がある
と評価してもらえたのは、このおかげだと思っています。
3,お見送り=ミスマッチを防いでくれてありがとう
自分が「この企業と合っていない」と感じたら、辞退しました。
それと同じで、
相手が「自社と合っていない」と感じたら、見送られると考えています。
お見送りの連絡が来ても、
「入社後続かなかったかもしれない会社に、行く可能性が消えてよかった」
ぐらいで思っていていいと思います。
ただの感想
就活の準備、何にもしてない…
誰であろうと、そんなことはないと思います。
今までの経験を、自分の方法でまとめればいいだけです。
自分がこれまでどんなことに心を動かされたか。
どんなに微細なことでも、それが大切だと思います。
もしそれでも見つけることが難しいなら、
「これは嫌だ」
と思うことを、逆側から見ればいいと思います。
私は、就活の期間は自分とたくさん対話することができて
経験して良かったと思える時間でした。
社会に出る前に、
自分がどういう人間で、何を好んで、何に怒りを感じるか…
自分の言葉で言えるようになって良かったと思います。
これから就活をされる方、すでに始めていてまだ続ける方も、
「就職活動」に対して
「就職すること」以外の、自分だけの意味
を持ってみる。
こんな考え方もあると知ってもらえると嬉しいです。