見出し画像

私が看護師になった訳、そしてオンライン看護師となった訳


本日2月13日、第111回の看護師国家試験が行われる。遠くない未来の看護師の皆様、頑張ってもらいたい。そして合格して看護師が素晴らしい職業だということを是非知ってもらいたい。

看護師になった訳

日本では総合病院の外科病棟で計8年間働いた。正直なところ、看護師という職業を選んだのは素晴らしい理由ではなかった。自立した女性になりたい、と漠然とした夢を持ち、中学生の頭で考えられる職業の中から看護師が選ばれた。
’’しょうもない‘’ 理由で看護師となった訳なのだが、過去の中学生の自分に感謝したいと思う。看護師になって本当によかった、と。
小さいころから看護師に憧れていたり、映画やテレビドラマの○○のようになりたい、白衣の天使に憧れるなど、看護師に夢を抱いているタイプより、意外と私のような現実的なタイプの方が長続きしたり、後から看護師という職業にのめり込む人が多いように感じている。現場が厳しく、熱いタイプの人間より冷めたタイプの人間の方が向いている職業という事なのかもしれない。

転機


さて、時は流れ結婚しフランスへ移住するのだが、最初は日系のレストランで働きながら語学を習得し、将来的にはフランスで医療に携わる仕事、できれば看護師をしたいと密かに思っていた。
しかし、フランスに滞在しているうちに徐々に考え方が変わるようになり、母国語でない言語を使って不自由な思いをして医療現場で働くよりも、日本語を使い日本人のために出来る仕事はないか、看護師として出来る仕事はないかと考えるようになった。

インターネットの発展は飛躍的で、10年前と比べものにならないぐらいである。海外に住んでいても簡単にLINEでチャットや電話、テレビ電話まで。
90歳の祖父と88歳の祖母へテレビ電話をかけるといつも「隣にいるみたいだね~」といっている。戦争を経験している彼らからすると想像を超える技術の発達なのだと思う。

オンライン看護師となった訳


仕事を終え、娘を寝かせると、毎晩ネットサーフィンで検索する日々が続いた。そんな中、コロナウイルスの世界的大流行が起こり、そしてみるみるテレワークが世界的に広がった。以前では理解されにくいテレワークがトレンドとなる日が遂に来たのだった。
しかしながら、この時に根は既に看護師となっており、ひっ迫する医療現場のニュースや元同僚から話を聞き、資格を持ちながらフランスでも日本でも自分には何もできないことが心苦しく感じることがあった。
そんな時に運よく「がんアドバイザー」という仕事の依頼を受けたのだった。がんに携わる病棟で8年間仕事をしていたため、「これがやりたかった仕事かも!!!」とテンションはあがった。
「がんアドバイザー」として働き始めておよそ1年になる。まだまだ私のようなオンライン看護師という概念は看護業界にはないが、実はまた新たに別のオンライン看護師の仕事を始めることになった。
今回のテーマは「WELL-BEING」

ウェルビーイング(英: Well-being)とは、誰かにとって本質的に価値のある状態、つまり、ある人にとってのウェルビーイングとは、その人にとって究極的に善い状態、その人の自己利益にかなうものを実現した状態である

Crisp, Roger (2017). Zalta, Edward N.. ed. The Stanford Encyclopedia of Philosophy

今後


看護師になったきっかけは ‘’しょうもない‘’ 理由であったが、多分このままあと少し、出来る限り、オンライン看護師に挑戦し続けると思う。まんまと看護師という職業にどっぷりハマってしまっているのである。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?