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Webディレクターだった私がSaaSプロダクトデザイナーになるまで。自己紹介とスキルセット付き!

こんにちは、プロダクトデザイナーのAnna(@astrostar_ya)です。
note初投稿です!どうぞよろしくお願いします。

私は現在業務委託でtoB向けSaaSプロダクトのUI/UXデザインと、自社サービスの占いWebアプリのuranao.meの開発をしています。
noteを突如書いたのは、自分のこれまでのやってきたこと(特にプロダクトデザイン、スクラム開発について)をアウトプットしていきたいと思ったからです。

今回は自己紹介と、プロダクトデザイナーになるまでの道のりを書いていきます。デザイナーキャリアの参考になれば幸いです。


改めまして、自己紹介

株式会社astroSTARの代表兼プロダクトデザイナー。
静岡県出身、三重県在住。現在32歳。一児の母。

正社員で営業、インハウスや制作会社にて主にWebサイト制作ディレクションを経験したのち、フリーランスを経て2023年4月に起業。
占いとピアノとスノーボードが好き。情報の整理整頓が得意。なんでも細かく深く考えることが癖(無駄に色々考えてます)。

会社の事業について

少し会社のことについて触れてみます。
弊社のメイン事業は2つあって、1つ目はWeb開発支援としてUI/UXデザインを行なっています。
こちらはフルタイム週5勤務で、スクラムチームのPD(プロダクトデザイナー)として参画しています。

2つ目は自社プロダクトのWebアプリ開発で、uranao.meの企画・コンテンツ制作・デザイン・実装まで今のところ一人で対応しています。
また後々この製作秘話などについても書けたらいいなと思っています。

普段フルタイムでスクラム開発に入っているので、自社アプリの制作はその時間外、例えば夜子供が寝た後や土日の隙間時間に作っています。

私がプロダクトデザイナーになるまで

ようやく本題です!(お待たせしました)

【学生時代】美大で主にグラフィックデザインを学ぶ

元々Webに強い興味があったものの、まずはデザインの基礎を学ぶべきでは?と思い美大に入りました。
名古屋で初めての一人暮らしを開始。

【新卒時代】キャリアの始まりは営業兼Webディレクター

新卒で入った会社は名古屋にあるデザイン事務所で、ポジションはデザイナーではなく営業・Webディレクターです。社会人になる前から、いつかは独立したい!という気持ちがあったので営業力もつけられるように選びました。

【営業時代】技術系派遣の営業

自分のやりたいこと、というよりお金をもっと稼いで生活を安定させたい!(切実)ということで営業のみの仕事に転職。
ここでは社会人としての基礎力をかなり叩き込まれて(結論から分かりやすく話す、顧客とのトラブル対応力、ヒアリング力等)、この経験が今の自分にかなり生きています。
あとは「プレゼン力」は今に役立っていると思います。これはデザイナーとしても「説得力のある」理論を展開できる礎になっていると思います。

【デザイン、コーディング時代】インハウスのWebディレクター(UI/UX)

Webディレクターとして、自社WebサービスやWebサイトのプロジェクト管理、要件定義、ワイヤーの作成等をメインに行なっていました。当時はUI/UXデザインという言葉はまだあまり浸透していなかったのですが、この領域に近いことをしています。

ディレクターをしながら、自ら望んでデザインやコーディングの実務をしていました。ただ、比率としてはディレクション業7割くらいです。
ここでは開発部門と制作部門が分かれていて、1つのプロジェクトにかなりの人数が関わることもあり、関係部署との調整、複数案件との同時進行なので優先順位づけ、誰をアサインするか、等の経験が積めました。
自分が動かないと案件が始まらない、動かない。自分が案件を回すという責任感を持って仕事ができるようになったと思います。

また、多くの人に「なぜそのデザインである必要があるのか」を説明しなくてはいけなかったので、すべてのデザインに意図を持つように、かつわかりやすく説明できるスキルも身につきました。

プライベートではこの間に結婚、産休育休、そして時短勤務での仕事復帰をしています。

【フリーランス時代】WebサイトのUIデザイン、LPデザイン、WordPress実装 他

インハウスディレクター時代の育児休暇中に自宅を引っ越しオフィスから離れてしまったこと、そして慣れない育児と仕事の両立が取れず已む無く退職することに。
元々フリーランスにはなりたかったけれど、フリーランスになるしかないという状況になりました。(時短でかつ通勤圏内で働けるデザイン職がなかったため。三重県の田舎ではなかなかWebの仕事はなく、名古屋に出るしかなく・・。)

ただ何のコネもツテもなかったので、まずはLancersで仕事を探し、LPデザインのコンペに勝ち初のお仕事ができました。(当時は本当に嬉しかった。。)
そしてたまたま大学時代の先輩がコーダーを探していたので、WebサイトをWordPressで構築したり。
しかしどれも単発で仕事が継続するわけではなかったので、案件マッチングサイトのWorkshipを利用し、ご縁あって制作会社にてWebディレクターとして案件に参画することになりました。

ここでは大手企業のWebサイトのリニューアル案件、新規制作案件があり、Webディレクターとして顧客折衝、プロジェクト管理をしながら、自らUIデザインをしていました。案件ごと臨機応変に動いていて、人手が足りなければフォローに入るような感じですね。デザインの指導、チェックバック、実装のフォローもしていました。
その後も業務委託で複数社からLPデザインのお仕事をいただいたりしていました。ここでもWorkshipやCrowdlinksを利用してお仕事を獲得しています。

ただ、私が本当にやりたいのはWebサイトやLPデザインではなく、「プロダクトデザイン」でした。
また、社会にもっとインパクトを起こす、業界DXにチャレンジしている会社でが良いなと。そしてSaaSというサービス形態に興味がありました。
そこでより深い経験を積むために、フリーランスではなく正社員での転職を決意します。

【UI/UXデザイナー時代】飲食業界:SaaSプロダクトのUI/UXデザイン

飲食店予約サービス等のプロダクトを開発している株式会社トレタにてインハウスのUI/UXデザイナーとして就業しました。
私が携わったのは飲食店内で使うモバイルオーダーのWebアプリ、の管理画面新規開発プロジェクトです。(正式名称:ToretaO/Xパブリック版)
※画面の一部UIがこちらで見れますのでよかったらご覧ください!

BtoBtoCプロダクトで、かつBtoB向けの領域のUI/UXデザインになるため、非常に構成が複雑で難易度の高いものだったと思います。私のプロダクトデザインの基礎といっても過言ではない経験を積めました。

こちらでは画面設計(UIデザイン)を主に行なっていました。管理画面でも「直感的でシームレスな操作」を実現するべく、細かいヴィジュアルにもこだわりました。
また同時にデザインシステムの構築も行いました。
他プロダクトとの共通コンポーネントや仕様を策定し、ドキュメント化をしています。

UI/UXデザインの他にも、コミュニケーションデザイン領域の仕事も行なっていました。
これまで印刷物のデザインは学生以来ほとんど経験が詰めていなかったのですが、名刺・展示用のポスター等も作り、グラフィックの表現力もパワーアップできたと思います。

ちなみに、正社員ですが入社当初からフルリモート勤務でした!
本当に助かりました。(子育て中でフルリモートは大正義)

現在:【プロダクトデザイナー時代】現場教育SaaSプロダクトのUI/UXデザイン

そして現在、プロダクトデザイナーとして現場教育プロダクト(Webアプリ)の開発チームに所属しています。
こちらではより上流工程(要件定義、機能要件など)からUIデザインまで広く携わっています。
1チームあたりデザイナーは一人しかいないのですが、がっつりスクラムチームに入ってPE(プロダクトエンジニア)と同じように1SprintでPBIごとにポイント見積もりも行なっています。
この辺の詳しい話はまた機会があればしたいと思っています。

ちなみにこちらもフルリモートで参画しています。(助かります!)
チームでのコミュニケーションも基本SlackのHaddleで会話しているので、業務にも全く支障はないですね。

ちなみにレバテックフリーランスさんからお仕事をご紹介いただきました。

現在:【デザインから実装まで全て時代】toC向け占いWebアプリ開発

冒頭でお話ししたWebアプリの開発です。
こちらは開発に関わるすべてを自分一人で行なっています。

  • 企画、構成、コンテンツ作成

  • 画面デザイン、ロゴ作成、ビジュアルイメージ作成(Figma、illustorator)

  • インフラ構築(AWS、Docker、GitHub)

  • フロントエンド、バックエンドの実装(Vue.js、Ruby on Railes)

これまでの経歴的にはデザインの方が長く、コーディングもフロントエンドメインでやってきたので(ただしphpはある程度わかる)、バックエンドやインフラ構築は初のチャレンジです。

振り返ってみて

新卒当初は自分がどんなゴールを目指したいかがよく見えていなくて、あれもやりたいこれもやりたい、だけど何もスキルがない。という状態でしたが、ようやく自分の納得するキャリアになってきていると思います。
自信を持ってプロダクトデザイナーです!と名乗れるようになりました。これが一番嬉しい。いやー、ここまで来るまで本当に長かった。プロダクトデザイナーと名乗るまでに10年くらいかかってます。

そしてプロダクトデザイナーの領域を超えて、もっと実装スキルも磨いていくぞ!という気持ちです。自分で実装できるって楽しい。(覚えることたくさんで頭がパンパンですが)

おまけ:スキルセット公開

ポートフォリオ用にスキルセットまとめたのでせっかくだからnoteにも貼っちゃいます!どどーん!

スキルセット一覧。デザイン領域はUX5段階モデルを参考にしています

得意な領域
要件定義、情報設計、インターフェースデザイン、ビジュアルデザイン

伸ばしたい領域
ユーザーニーズ、目的設定
フロントエンド、バックエンドの実装

ここまで読んでいただきありがとうございました。

もし何か質問や聞きたいことあったら@astrostar_yaまでお気軽にどうぞ。
ではまた次回更新まで〜!

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