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惑星年齢域 月

今回は、西洋占星術の惑星年齢域における、“月”について。

惑星“月”が意味するもの
感情、心、無意識、安全、安心と不安、家庭、保護、母性、乳幼児期、過去世、シルバーコードなど

年齢域は、乳幼児期の0~6歳くらいまで。
月のゆりかご~揺籃期。
母親から生まれて、家庭という庇護される環境の中で、安全安心に育てられることで、安定した心~感情や情緒を育てていく時期。
母親とのつながりが強く、母親の感情の変化や影響を受けやすい。
シルバーコードとは、宇宙のエネルギーとつながっている見えないコード(線)。これは、母親の胎内でへその緒でつながっているようなイメージ。私たちは、シルバーコードでいつも宇宙とつながっている。
それから、月は過去世を意味するとされている。人によっては、カルマ的なものもあるかもしれない。すでに知っているもの。太陽は意識を司り、月は無意識を司る。

ここからは、私の“月”を例にとって説明する。

まず、正直なところ、自分の月の時代の記憶はかなり曖昧である。それの意味するところは、おそらく12ハウスと関係がある。自己と他者の間の境界線はないに等しいからだ。が、ありがたいことに、雨風しのげる家があり、育ててくれる家族はいて、身近な人たちも保護してくれていたので、安全安心に過ごすことはできたのは確かである。

さて、私の月は、12ハウス、乙女座20度にある。
サビアンシンボルは、キャラバン車。キャラバン車に乗る一行は、カリフォルニアの西海岸を目指している。カリフォルニアとは、明るくてあたたかくて、陽気なエネルギーの土地。そこへ向かうエネルギーは、深刻さを手放し、楽観的である。

日本人である私がイメージする、このカリフォルニアは、仏教でいう西方浄土。仏の世界である。
なにせ、私の月は12ハウスにあって、スピリチュアルな見えない世界(高次元)へ誘われているのだ。もしくは、地上の閉ざされた場所(教会、寺、神社、病院、監獄、収容所)とみても納得がいく。
月は過去世を意味するというが、私の過去世は、修道女に僧侶、巫女にシャーマンと、世捨て人率が高いのだ。ちなみに、直近の前世は、明治期の舞巫女である。道理で、廃仏毀釈への想いが強いわけだと合点がいく。遠い記憶に、廃されていく寺社を悲しむイメージがあるのだ。また、神仏や神事を思ったり、神社仏閣へ行くと落ち着くのは、まさに月の影響といえるだろう。今生では、関東の生まれだが、私のルーツは西にあると感じていて、それは、日本においても、海から出てもなのである(中東のアフガニスタン)。だから、西海岸を目指すのは、西へ帰るともいえる。

オーラソーマのボトルでは、B80アルテミス。アルテミスは、ギリシャの月の女神だ。アルテミスは、エジプトのイシスに起源を持つ。イシスは、タロットの女教皇であり、シリウス、古代文明、秘儀の教えなどにかかわる太古女神。そして、女神たちは乙女座のルーツにも深くかかわっている。

そう考えると、月の年齢域に、乙女座にまつわる月の女神たちの守護があるわけで、なんともストレートな例といえる。

ちなみに、女神たちを辿るのも、私の今生のひとつのテーマであるが、これは正に無意識レベルで母なる大きなエネルギーに動かされているような感覚がある。とはいえ、今はちゃんと意識下に落としつつ、ワークすることを楽しんでいる。

“月”が気になるとき、無意識に過ごしていた幼少期を意識してみてみると、新たな気づきがあるかもしれない。

















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