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最近、特に涙もろくなった件について

私は子どもの頃から涙もろいほうでした。

よくアニメを観ては泣いていました。
「フランダースの犬」や「母をたずねて三千里」はもちろん(名作です)、
「サザエさん」や「トムとジェリー」でも泣きました(これも名作です)。

大人になって世間の荒波にさらされて、それどころじゃなかった日々も長く続きましたが、ここ最近、一層涙もろくなったように思います。

今日もドラマに泣かされました。

助けられるならやってます!
今の知識や技術では 田中さんを助けられない。

そういう相手の内面に心情に 
無理やり飛び込んでいくことが
どういうことか 分かりますか?
  (NHKドラマ「おかえりモネ」第29話)

こじれ散らかした菅波先生にハマり、
先々週くらいから見始めたこの朝ドラ。
このシーンで涙腺が崩壊しました。

若くまっすぐな、でもそれだけに無神経なモネの言葉に、いつもは飄々とした彼が思わず声を荒げた場面です。
そのあとでモネが静かに流した涙が印象的でした。

このふたり、これからどうなるのか。
ネットの情報によると、19歳と30歳くらいとか?
ううむ、どこかの女優と社長を思い出す年の差設定。

その「ガラスの仮面」も、今年の春に再燃して10数年ぶりくらいに読み返した時、以前は泣かなかったいくつかの場面でさめざめと泣いてしまいました。

特に泣けたのが、序盤の山場のシーン。
芸能界を追放されて公園のブランコで雨に打たれているマヤを、真澄さんが迎えに行く場面です。

どこへも行き場のないきみが落ち着けるのは
ここしかないと 気がついたんだ
さあ 帰るんだ
(速水真澄 to 北島マヤ: 文庫版第10巻)

迎えにきてくれたーーーー‼︎ 

この時マヤは "真澄さん=母親の仇" ゲージがMAXでしたから1ミリも喜びませんでしたが、なぜか私が号泣です。

この漫画はもう何度も読んで何度も感動しているのに、泣いたのは今回が初めてでした。

漫画やドラマ以外でも、ドキュメンタリーでもニュースでも、ちょっと感動的な内容であれば、耳に入った瞬間に涙が出ることがよくあります。
先週は父の日のことが書かれた普通の新聞記事で泣き、我ながら驚きました。

人には、1日や1ヶ月や1年といった単位で、流せる涙の量が決まっているのではないか。

自分のことや家族のこと、悔しいことや悲しいことで流す涙が多いと、ドラマや映画などでは流せる涙が足りなくなるのではないか。

そんなことすら思います。

今、これだけちょっとしたことで感動して泣ける自分は、もしかしたらとても幸せなのかもしれません。

明日は誰が私を泣かせてくれるのでしょうか?

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