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ジェーンの広島弁講座

みなさま、ごきげんよう。

最近、広島がらみの記事が続いておりますけれど、もうしばらくお付き合いくださいませね。

わたくしは今でこそやんごとない言葉を話しておりますけれど、過去のある一時期、広島弁を話していたことがあります。

その経験を生かし、みなさま方に広島弁を伝授してさしあげようと思います。
2月25日に「文学フリマ広島6」に来られる方もそうでない方も、さあリピートアフターミー!


Lesson 1 【たいぎい】

(意味) おっくうである、面倒である
(例文) 今日は雨じゃけえ、出かけるのがたいぎいねぇ。

※ 私が広島にいた頃、真っ先に覚えた方言です。学校や職場で現地の方々と過ごす時間が長い人はすぐマスターできることでしょう。


Lesson 2  【〜しんちゃい】

(意味) 〜しなさい
(例文) はようご飯食べんちゃい。

※「〜ちゃい」は通常幼児言葉ですが、広島においては成人(主に女性)同士もよく使う言い回しです。「〜しなさい」だと命令口調に聞こえ心証を悪くする恐れがありますが、「〜しんちゃい」だと双方穏やかな気持ちになります。ただ、他地域の人に聞かれた場合は、多少ひかれてしまうことを覚悟しておいてください。


Lesson 3  【あ、ほうなん?】

(意味) あ、そうなの?
(例文) あ、ほうなん? うん、ほうなんよ。

※広島では「そう」を「ほう」と発音することが多いようです。これは、聞く人によって齟齬を生じることがあるため、注意が必要です。

例えば、このように。

りすのガブリエルはこう言いましたが
うさぎのピョンタくんにはこう聞こえました


このあと、仁義なき戦いに発展してしまうかもしれません。


ちなみに、フランス語の会話にはよく、

Ah bon?
Ah bon!

といったあいづちが聞こえてくることがあります。

これも私には
A ho!
と聞こえてしまうことがありました。

広島弁とフランス語は、似て非なるものなのでしょうか。


なお、この記事のイラストはすべて「ウミネコ童話集(一)」に収録される予定の『あわてんぼう うさぎ』(Ryéさん作)の挿絵として私が描いたもの(の二次使用)です。

この「ウミネコ童話集(一)」は、今年5月に発行される予定です。

乞うご期待!





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