セリアドールカスタム①準備と素体について
はじめに
この度、セリアドールをカスタムして一次創作キャラのドールを作りました！ので、制作過程を記事に残します。
作業時間は２体合わせて５日くらいでした！
失敗した点もいろいろあるので、それを含めて記録しておきます。
失敗があってもうちの子がいちばんかわいい。
とにかくセリアドール素体最強です。
■一次創作のご紹介
今回の制作記事一覧
準備したもの
■材料
・素体
セリア ドールボディ：2体
セリア ドールヘッド(キュート)：3個（差分用）
・服
セリア 靴下：２セット（写真の右２つ）
セリア デニム生地（手芸用）
セリア 黒い布
セリア マスク用平ゴム（在庫が潤沢にあるか確認しましょう）
・ウィッグ（パテと迷ったけどウィッグにしました）
セリア エクステ（ストレート ダークブラウン）：2束
ユザワヤ フェイクファーテープ：50センチ（30センチでよかった）
適当なストッキング（極薄でも大丈夫だった）
・ドール用アイテム
セリア オタ活 ボディバッグ
セリア オタ活 靴
・メイク
リキテックス レギュラーだったりソフトだったり
リキテックス ペインティングメディウム（↑を薄めるのに使う）（ブラシエイドとグラデーションメディウムあったらよかった）
ダイソー パステル
Mr.うすめ液
Mr.カラー キャラクターホワイト
水彩色鉛筆 （下書きなど）
・そのほか道具
セリア ほつれどめ（最強）
ボンド
Gボンド クリア
エンボスヒーター
ヘアアイロン
マスキングテープとかラップ
など
・デザイン完成予想図（重要）
材料はとにかくセリア！セリア！セリア！
なんでもセリアで揃えました。
なんと道具や絵具を除けば1800円でした。1体900円。こわい。
今回でいうファーテープなど、ウィッグで値段が変わります。あとは固定で100円です。素体100円マジで意味わからん。
セリアにないものは探すのに難航しました。
欲しかったホルベインのパステルがなかったのと、特にウィッグのファーテープは妥協で買ったものです。
ですが、パステルもファーテープも結果的にはよかったです。
リキテックスがいくつかのカラーとペインティングメディウムだけ揃えましたが、扱いが難しいですね。描き心地がちょっと苦手です。
本当はシタデルカラーを使いたいんですが、高いので今回のカラーを揃えるのはできず。次何かアイペイントするときはそれを使いたいですが、今のところ制作の予定がないです😀
各材料の詳しい用途は別途各記事に書きます。
そして、何よりも大事だったのがデザインの完成予想図です。
相当慣れていて勢いで書ける人じゃなければ用意した方がいいです。
私は商品画像から作成しました。どういう線にするかとか、どのくらいの位置に描くとか、かなり役立ちました。
これから作業をする人はぜひ用意しましょう！
セリアドール素体のすごさ（個感）
ただ語りたいだけです。知識はテキトーです。
そもそものセリアドールの素体についてご紹介したい。
本当にすごいです。私の理想を詰めこんなようなボディです。
セリアの開発担当には変態がいるに違いない。
■ボディの良さ
①なんか自立する
すごいです。マグネットも靴もなしで自立するのはすごい！
何をおいてもとにかくボディが軽いんですよね。空洞なので。
服、というよりウィッグで頭が重くなるとまたバランスが変わりますが、一応その状態でも自立しました。
②サイズとフォルムがいい
これがとても好きなポイントです。
私はキューポッシュをよくいじっていましたが、キューポッシュの倍の大きさで、それがとてもよいです。でかいのって良い。
なんといっても服が作りやすいので。
そして、それと合わせて全体的にぽってりとしていてむちむちなのが大好きです。
お腹が出ているのが嫌、という意見も散見しましたが、私はそこが特に好きです。むちむちサイコー！
あとは手の造形もいいです。なんと、詰めのモールドまで掘られています。
手の形も、なんとも表情のつけやすい絶妙なポーズです。
ただゆるいだけでなく、人差し指が少し経っているのがいいです。
1ミリ単位で好きです。この素材のデザインが。
③関節がいい
各所、とても行き届いています。
必要なところに、高可動域の関節があります。開脚座りもできます。（すごい）
とくに、こんなに安い素体なのに手首と足首に関節がついてるのがいいです。はぶかれがちなところですから。これだけでポージングの際にかなり表情の幅が広がります。
そして、なんといってもしっかりしている！動かしてもそう取れない！しかしはずせる！強い。
動かしやすいのにしっかりしている、というのがすごいです。
キューポッシュのネガキャンみたいになりますが、とにかく腕の関節が外れやすいのが困りどころだったんですよね。軸をつけたり、ひっつき虫などを入れてもポージングしようとしたときに抜けちゃうので、撮影が難しかったです。
すごいしか言ってないけど本当にすごいです。
そしてデザインもよく、膝を伸ばしているときには太もも側のパーツで関節が隠れるのがいいです。
これ、今となっては流行りで当たり前になっていますが、昔はなかったんですよね。
それがこの100円均一の人形に取り入れられているのがすごいです。
■ヘッドの良さ
2種類あるというのがすごいです。
つるっとしたフォルムの「ベビー」と、少しリアルなディテールの「キュート」。
私はこのキュートが大好きです。
私はドルフィードリームを所持していますが、造形としては鼻と唇がリアルなものが好きです。デフォルメも好きですが。
これがリアルよりなだけではなく、とても好みです。たまりませんでした。
鼻と唇だけでなく、耳がまた好きで！！！
ここも手を抜いていないのがいいです。
耳珠がしっかりとあり、耳輪側の軟骨もほどよく造形されています。
また、顎から耳までのラインもとても綺麗です。ほっぺもぷっくりとしています。
ドールを見るとき、私はほっぺのぴっくり感を見たいので、これもうれしいポイントです。
そしてさらに！目のまわりがくぼんでいるという事。これすっごく大事です。
私はキューポッシュをいじっていた時、自分で目の部分を削ってくぼませていました。
これだけでリアルアイじゃなくても奥行きの表情が変わります。
この窪みが眼球の部分だけでなく、眉まで窪んでいるので自然です。
逆に言えば、この窪みのままに眼球ととらえると、すこし違和感が出るかもしれません。
アイペイントの時はこの点を考慮しました。
■しかし気になる点も
どうしても完全体ではありません。いくつかデメリットもあります。
①関節の謎
まず1つは、個体差があるかもしれませんが私の使ったドールは関節の中がちょっと黒いのが透けています。
私はそこまで気にならないんですけどね。なぜ黒いのか。何が入ってるんでしょう。そこが気になるという意味です。
②素材
PVC、いわゆるソフビなので経年劣化やほかの素材と干渉する場合があります。（あまり詳しくない）
溶けてべた付いたりすることがあるかもしれません。消しゴムが筆箱にくっつく感じに近いのかも。高温でも溶けます。（逆に溶かすこともできると言えます）
また、調べたところ「密閉された状態」がどうやらよくないらしいです。
展示ケースや箱のままとかだと、ベタつくことがあるみたいです。良くいじるドールの場合は、リスクは薄いかもしれません。風通しのいい場所に置きましょう。
どちらにしろ、ボディの買い置きは必要かも。
素材の違いは、メーカー品の強みですね。
③色味
また、ボディとヘッドですが、素材は同じ？ですが、色味が違います。
たぶん材質がちょっと違うかな？というのと、厚みや表面処理の違いもあると思います。
極端に言えば、ヘッドは黄色、ボディは赤です。
ボディはキューピーちゃんっぽいというのが一番近いかもしれません。対して、ヘッドはドールらしい綺麗な色をしています。
メイクして服を着せたら違いは気にならないのでこれもいいです。
④表面処理
ここが百均ならではだと思うのですが、おそらく検品がゆるいです。そらそうなんですが。
まずボディの方はほぼ表面処理がされていません。バリも多いです。離型剤とかも落ち切ってないかも？
ヘッドはきれいに表面処理をされています。前面だけで、後頭部にはバリがあります。
ヘッドの触り心地の面では表面処理は本当にきれいです。
ただ、ここが検品の緩さですが、PVCの素材の中にゴミが入っていることがあります。これがヘッドの側になかなか見られる。
店頭の数個の在庫の中でも、割合はおおおいです。
顔にいくつもあるわけではなく、1個、点があるという感じですが。
削ればだいたい消えます。気になる場合は買う時によく見ましょう。
でもこれらは、自分で対応できるし安価のための「良い手抜き」、だと思っているので不満はないです。
まとめ
というかんじで…
デメリットというか、不備も少しはあるのですが、いいところが多すぎて、何よりこれが「「「「「「「「「「「100円」」」」」」」」」」」」というところがやばいです。せめて500円はとれよ！？と思います。
ドール市場大荒れですこりゃ。すごいことやってまいましたね。
でもセリアって、ダイソーに比べると100円以上の商品全然ないよね。ダイソーはもう百均じゃない。
セリアはオタクグッズの「オタ活」というシリーズを担当しているやばい人がいると思うんですが、やばいドールオタクもいると思います。
ドールオタクが「こういうのほし～～～😀」って言って作ったに違いない。それが100円になってしまった。変態です。
「良いところ」が「私の好きなところ」にヒットしすぎているんだと思います。
かわいいです。とても。
小さいドールを作りたいな、と思っていたところで出会えたので本当に感謝です。
この記事は以上になります。
あの後、制作過程を少しですが細かく載せていきます。
よろしければお目通しください。
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