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セリアドールカスタム③アイペイント

今回の制作まとめ記事



材料

リキテックス (レギュラーだったりソフトだったり)
リキテックス ペインティングメディウム(↑を薄めるのに使う。少しですが乾くのが遅くなります。)(ブラシエイドとグラデーションメディウムあったらよかった)
ダイソー パステル
Mr.スーパークリア つや消し
Mr.うすめ液
Mr.カラー キャラクターホワイト
水彩色鉛筆 (下書きなど)

筆 タミヤ面相筆
筆 セリアのアイシャドウブラシ
塗料皿(いつも使う陶器の皿を使ったけど、牛乳パックとかおすすめ)
綿棒
メラミンスポンジ(なくてもよかった)

そしてデザインの完成イメージ(必須)

私は自作デカールやドールアイ作成やアイホールのメイクはしたことがあるのですが、アイペイントは初めてでした。
なので、うまくできるか不安だったので先にデザインを起こしたのですが、必須だなと思いました。
着地点がわかっていると、余計な塗りが減るので塗膜も薄くなります。
迷いも減るので良かったです。

また、男の子なのもあって表情的に下瞼と瞳を離したのですが、
仕上がると正面でも目が合うし、上目遣いもできてよかったです。

下準備

卸し地域が特定されそうな牛乳

メイク前の準備です。
まずは台所洗剤などの中性洗剤でヘッドを洗います。
首や後頭部の穴は念のためなんかでふさぎましょう。
そのあと、良く乾かします。

今回手持ちスタンドの代わりにボディをそのまま使いました。
ラップでボディを保護します。

そしたらささっとメラミンスポンジでちょんちょんとぬぐいます。
こすったりすると今度はメラミンスポンジの細かい繊維が出てしまうので、本当に触ってるかわからんくらいの力でサッサッとやります。
ちなみにこの作業はなくてもいいです。(個感)
口でふーっとやるよりは100倍いいです。

顔の汚れがないのを確認したら、Mr.スーパークリア つや消しを顔全体に噴きます。後頭部には塗布しませんでした。

スプレーのコツ
つや消しスプレーはよく振って、一旦空吹きしてから、距離を離して、
一面に吹き付けるのではなくシャワーのようにスプレーの中をくぐらせます。少しまわして、口や鼻、耳などの溝にもかかるようにします。
耳にもパステルを乗せるので、耳にもかけます。
とにかく、うすーーく描けます。
良く振って空吹きする理由は、ぼたぼたとしたものが出て顔にかかってしまうからです。
これがあると、しっかりと跡がつきます。
多少メラミンスポンジでならせますが、できるだけここでふせぎましょう。

そして、重要なのがその後にほこりがつかないようにすることです。
私は今回は牛乳パックで作った簡易ドックでやりましたが、
手ごろなものだとガシャポンとか、綿棒のケースとかとっとくと役立ちます。
もし、ほこりが入ってしまったときには、
メラミンスポンジで撫でてみるか、それでも落ちない場合は目の細かいやすりで削りましょう。

下書きの下書き

メイクのイメージ

セリアヘッドにおける目の位置について。
このヘッドは目の周りが窪んでいるのが利点ですが、
しっかりと瞼をふくめて窪んでいるので、絵などで位置取りに慣れていないと窪みのままに描いてしまうそうになると思います。お好みなのでそれでもいいのですが。
ですが、私はこの窪みの頂点を眉毛のでっぱりにしたいので、右のような位置に描きます。実際、そうすると少し自然になります。
眉が出ているとほんとうに良いです。セリア、すき。

下書きは、水彩色鉛筆の「白」で、チョークの要領で薄く描きました。
ですが、私が使った色鉛筆は水でこすっても落ちませんでした。
なので、線が乗るところ以上の範囲に描くとカバーできないので、注意が必要でした。
色鉛筆の種類にもよると思います。

ちなみにスピード勝負なので、写真はこの後もほとんどないです。

本描き

下書きの上からリキテックスで下書き

いよいよリキテックスです。
茶色をさらにペインティングメディウムで少し薄め、面相筆で下書きです。
アタリのようなものですが、乾くとブラシエイド(専用リムーバー)がないと消せないので本番の気持ちで描きます。
というか実際本番で、この線は最後にも露出する場合があります。
薄い色から濃い色をどんどん狭く塗っていくからです。そうすると、輪郭がぼけて柔らかい印象になります。お好みです。

上からみると左右対称をとりやすい
白目を塗ります。

私は最初に縫ってしまいます。
この白ですが、リキテックスのソフトだと全然色が乗りませんでした。
レギュラーだったら乗るかもですが、その分塗膜が厚くなります。
なので、私はMr.カラーのキャラクターホワイトを使いました。
面相筆よりは5ミリくらいの少し幅のある筆で塗るとむらなくきれいに塗れます。

そのあと、瞳を塗る

下になるような色から、レイヤーで考えて塗っていきます。
この時も、リキテックスは筆跡が残りやすくちょっと扱いがむずかしかったです。慣れもなく、下手なだけなんですが。 
シタデルを使いたい。でも高い。

とはいえ、リキテックスの強みは混色しても彩度が高いのと、塗膜の柔軟さ(という表現があっているかわからないけど乾燥後割れにくい)です。乾いてもパリパリになりません。トールペイントと近いです。
アクリルだけどエナメルっぽい仕上がりになります。

逆に言えば彩度が高いのでくすみカラーが作りづらいです。白を混ぜてもへこたれません。
くすませたいときは、反対色っぽいのを少し混ぜたりしましょう。

色に迷って塗りこみすぎると塗膜が厚くなるので、なるべく少ない工程で塗ります

できちゃった

ワープしてすみません。リキテックスはブラシエイドがないと修正が効かないので、早く塗らないといけなく、写真撮ってる暇がなかった。

瞳を塗った後は、まつげをかきました。
また、薄い茶色で塗っていき、だんだんと濃い色で線を描いていきます。
下まつげや二重線もお好みで。

まゆげも、薄い色→濃い色で毛並み という風に描きました。
私は毛らしい毛感のある眉毛が好きです。

くちは、薄い色でラインを引いてから、口角に濃い茶色でちょんっと色を乗せました。
線は、モールド通りにしてもいいと思いますが、私は二人の表情に差がでるように、少しずらして描きました。

めっちゃかわいいやんけ。

パステル

また一気に。パステルを乗せました。

パステルですが、ヤスリで削る人が多いと思いますが私はその方法が好きではありません。
粒子が荒いし、安いヤスリではヤスリのカスが混ざってしまうこともあります。
なので、私は綿棒で強めにこすって、ティッシュにあけます。
その粉で混色などをして、アイシャドウブラシで色を乗せます。
くるくると乗せた後、粉はめっちゃついてますがそれらを大きめの筆でさっさっと払います。
そうすると、このようにふんわり綺麗によります。

色ですが、私はTHE・ピンクのようなパステルでそのまま塗ると、蛍光色のように浮くのですきではありません。(好き嫌いが激しい)
なので、赤と肌色があればそれを使います。茶色も少し混ぜたりします。
コーラルカラーがあれば、それに赤を混ぜたりします。お好み。

そして、パステルは頬だけではなく耳と眉頭あたりにもつけます。
耳にぬるとかわいいし、血色もよくなるし、血が通っているのを感じるし、正面から見た時の奥行きもでます。
そして、青い目の方の子は少しだけ日焼けしているので、肌色の差分が出るよう、ちょっと広く塗りました。
逆に、黒目の子は頬にはちょこっとだけです。

自然に見えますが耳にかなり色が乗っています。肌が生き生きとします。
きゃわちい


そして表情差分も描きました。

にこっ
にこっ

めちゃくちゃかわいい。
こちらも同じ要領です。

口ですが、開口した口を描きたいけど下唇があるな~と思っていたのですが、結構その唇のままに縫ったら舌がぽってりしているようになったのでよかったです。めちゃくちゃかわいい。

また、このヘッドの頬にはリキテックスで薄く縦線を入れました。
かわいい。


つや消しで仕上げ

もうできたぞ、と思ったら、すべてをカバーするためにもう一度つや消しスプレーをかけます。

完成

ハゲかわいい

そうして完成です。なんてかわいいんだ。

アイペイントは本当に初めてでしたが、大満足な仕上がりになりました。とても気に入っています。
イメージ図にも、だいぶ近い感じに描けました。
難しかったけれど、すっごく楽しかったです。
このためだけに、もっとドールを作りたい。

メイク自体には割と慣れていたので、
感想としてはもっと上手くかけたかな~というのと、リキテックスに慣れるかシタデルカラーを使いたいってことくらいです。
とりま満足です。かわいいから。


アイペイントは以上です。次はウィッグをひとつずつ記事にします。



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