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【商用写真をスマホで撮る人必見】プロに教わる!人物写真をとるコツ

今回Travel Junvction編集部は、「人物写真」に焦点をあて、「素人っぽくない人物写真をスマホで撮る方法」を、プロフォトグラファーの中山氏にインタビューしてきました!

現代のスマートフォンは、高性能なカメラを搭載しており、一眼レフでなくても誰でも簡単に写真を撮ることができます。実際に、SNS用の写真やブログ記事の挿入画像、動画制作のサムネイル用の写真など、公開用の写真をスマホで撮っている方は一定数います。

一方で、対象の人物を輝かせるようなプロの写真が上手く撮れず、公開用の写真を撮ることに頭を抱えている方も少なくはありません。

中山 雅文 氏

◆Instagram:masafumi7031
◆経歴
 1975年 東京育ち。25歳からカメラマンを目指す。
 スタジオ勤務後、久保田昭人氏を師事。
 27歳からカメラマンとして活動する。
◆主な代表作
・小芝風花 写真集『F』   :ワニブックスより
・本仮屋ユイカ写真集『私』:ワニブックスより
・伊原六花 写真集『R22』 :ワニブックスより
・森日菜美 写真集『もりだくさん。』:講談社より


1.そもそも「素人っぽくない写真」とは?

編集部では、そもそも「素人っぽくない写真」ってなんだろうか、と疑問に感じたためまず最初にぶつけてみた。

1-1.「写真が上手い/下手」の定義は存在しない

編集部:早速ですが、本日は、”スマホでも商用利用できる人物写真を撮るコツ”を伺っていきたいと思いますが、そもそもプロが撮る写真は、どうして「上手」なんでしょうか?

中山氏:僕的には、写真自体に「上手い」も「下手」もないと思っています。と言うのも、僕はあくまで写真の上手い下手は人が「好きと感じるかどうか」だと思っています。

1-2.表情が撮れてる、を目指そう

可愛すぎて心からの可愛いが出まくっていた撮影。
褒め褒め作戦でモデルさんとの心の距離を詰める、がカメラマンの作戦です

編集部:なるほど。それでも中山さんは、どんな写真を見て「上手な写真だな」と感じるのでしょうか?

中山氏:僕は、上手かどうかと言うより、カメラマンと、写った人が「通じ合っている」と感じる写真は素敵だと感じます。
なので、写っている人の表情をうまく引き出すカメラマンの写真は、被写体になった人の目が自然と笑って表情も固くないので、「その人らしさ」を写していることが多いです。

例えば、ブレている写真であっても、その人の魅力が伝わる、自然な表情を捉えた写真だったら素敵だなと感じます。僕はそんな写真を「表情が撮れている写真」だと思っています。

編集部:なるほど!確かに、中山さんが撮影した写真は、モデルさんが自然に微笑んでいる写真だと感じます!
これは確かに、一眼レフだろうがスマホだろうが関係なく「カメラマンさんの力量」と言う感じがしますね!

1-3.素人っぽさから抜け出すためには光と構図を上手く扱おう

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