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子供の健康と安全を願う、お守りの刺繍「背守り」の練習キット

NHK「猫のしっぽ カエルの手」で紹介されました
江戸の人々が、子供の健康と安全を願ったデザインを、今の時代に。
▶️ 背守り 練習帳

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子供や赤ちゃんの背中を守る、それが「背守り」。いつしか忘れ去られた存在ですが、江戸時代や昭和の初期には、私たち庶民の間では、広く知られた習慣。

産まれたばかりの命は失われやすく、この尊い命を守るため、人々は祈りと願いを込めて、さまざまな形で祈りの「しるし」を産着や祝い着に付けました。お花、トンボ、コウモリ、鶴、扇などの様々なデザイン。それらは魔除けとして、子供らの魂を守る意味を持っています。

大人の着物には背中に1本の縫い目が必ずあり、その背中の「目」が魔物をにらんで退散させる力があるとされていました。しかし小さな子供の着物には縫い目が無い。そこで魔物をにらみつける目として縫い付けられたのが「背守り」でした。

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この「背守り」は時代や地域ごとに様々な模様がつくられ、徐々に装飾的になってゆきます。しかしそこには等しく子供が健やかに育つようにと願う、母の気持ちが込められ、ひと針、ひと針、家庭の手仕事としてつくられていました。

このような、今は失われてしまった「背守り」の風習を知り、実際に針と糸を持って試していただくことができるのが、この「背守り 練習帳」です。

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子供の健康を祈る気持ちを形にした「背守り」のデザインパターンを48種類、紹介。それぞれの図案の意味、そして実際の縫い方もくわしく解説。もちろん「背守り」の歴史的な意味などの詳細もわかる、全128ページの付属の解説書が付いています。

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さらに実際に縫うために必要な、針や糸、練習用の台紙も用意。針は穴が大きくて、先があまり尖っていないクロスステッチ用。糸は若草色、紅色、紫色の3色で、江戸時代から昭和初期まで使われていた古い糸巻きを模してデザインしました。さら実際に縫って練習していただくための丸カード、針を刺すための下敷きになる段ボールまでをセットにしました。

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このように必要な知識から、実際の制作までに必要な最低限の道具がこのパッケージの中に入っています。ご自身で楽しんでいただくことはもちろん、手芸の好きな方への贈り物、お子様が生まれた方へのプレゼントにも最適な上品なパッケージに入っています。

慣れてきたら、身のまわりのモノにも「背守り」を刺して楽しんでください。小布やリボン、布テープ、フェルト、さらにはアップリケに。フェルトの室内履きやシャツの背中、靴下、コースターなど。

ちょっと縫い目が不揃いでも、かえってそのたどたどしたが愛らしいくらい。既製品でもちょっと気持ちを込めたプレゼントに早変わりです。

詳しい情報と購入はこちら「背守り 練習帳」


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