父
「大丈夫か?」
父からの不在着信に気づいてかけ直しました。
来月の親族の集まりの件での電話でした。
冒頭は、僕の報告に対しての、父のそんな返しからでした。
20歳の高校3年生になる前の春、試合後に富士山が見たいから
連れてってと父に頼んで家族で静岡県に旅行に行きました。
ファイトマネーでみんなの旅費を出したのを覚えています。
低迷期、日本人が後楽園ホールを超満員にした試合です。
たかが知れていましたが、褒美は出ました。
それからの試合も。
なので、会長の着服額は想像に容易いですが。
「立嶋に。」
そういう名目の金一封は手元に来ることはなく、後後知ります。
最後な気がしたのです。
なので、提案しました。
事実、最後の家族旅行になりました。
「篤史。次は自分だけで走ってこい。」
富士山を背に父は云いました。
成田山も、銚子も、富士山も、父が云うから全部自分の
足で走って行ってきました。
この後、ラジオに出演することを伝えました。
「先月、富士山まで走って、頂上まで登って船橋まで
帰ってきたよ。」
そして、冒頭の返しを受けます。
でも、本題はそこではありません。
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特にお得なことはないかもですが、でも、僕が
思うこと、感じたことなどを日日綴ります。
キックボクサーな日常と、立嶋な日常
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100戦してこれまでの減量や試合にまつわる客席からは 感じることのできないことなどを 綴れたらなと思います。 なんの参考にはならないけれ…
これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。