食べる話「さらば蕎麦」

うどんが好きです。
大して美味しいと思わないそれでも構いません。
蕎麦よりもうどんを好みます。

幾度も記してきた通り、大晦日には年越し蕎麦ではなく、
年越しうどんを食べてきました。

「細く長くって意味があるんだよ。」
親の言葉に耳も傾けようともせず、

「なら、おれは太く長く生きるからいい。」
そういってうどんを食べました。
なんなら自分で作りました。

小学生の頃から、立ち食い蕎麦屋で「うどん」を注文してきました。
蕎麦は蒸籠のそれは好きでしたが、温かい汁に入ったそれは
100%の確率で食べてきました。


蕎麦屋なんて店名だけでうどんを食べる場所だろ?」

そう決めつけていました。
下記、数年前の出来事です。

昔からの呼び名で今もそう呼称はするけれど、実際のところ
世の中の人はうどんの方が需要があって、でも、関東は蕎麦
だから「蕎麦屋」なのだろう、そう思っていました。

偉そうに知ったかぶりして訊きました。
「蕎麦とうどん、どっちが出ますか?」
「決まってるじゃねぇか、うどんだよ。」
勝ち誇ってそういう回答が返ってくるに決まっているのに
僕は厨房の店主に訊ねました。







「蕎麦だけど。」



店主、素っ気なく放ちます。


試合当日朝、布団で目を覚ましたら計量の時間だったというくらいの
驚愕さ加減でした。


ある日、ふと思ったのです。


蕎麦を好きになるまで食べ続ける。
もしくは、蕎麦が食べたくなるまで食べ続ける。


そんな訳で蕎麦生活が始まりました。

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1,707字
特にお得なことはないかもですが、でも、僕が 思うこと、感じたことなどを日日綴ります。

100戦してこれまでの減量や試合にまつわる客席からは 感じることのできないことなどを 綴れたらなと思います。 なんの参考にはならないけれ…

これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。