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抜毛症#4(原因とストレスの分解)ASPJ調査結果

この記事は私たちASPJが2021年8月に行った独自調査の集計結果をまとめたものです。調査は脱毛症、乏毛症、抜毛症の当事者、それぞれの症状のご家族に対してウェブによるアンケートを実施し、651人の方から回答がありました。

このNoteの記事では、症状ごとにデータをまとめてみなさんに還元していきたいと思います。今回は、調査にご協力くださった抜毛症当事者の方191名の属性をまとめています。調査の概要は下記のページでも紹介していますので、合わせてご覧いただけますと幸いです。

◆本記事内容
11.抜毛が始まった原因となったと思うことはなんですか。思い当たるものを選択してください(複数回答可)

12.Q11で「家族関係のストレス」と選択した方にお聞きします。あてはまるものについて教えてください。(複数選択可)

13.Q11で「家庭外の人間関係におけるストレス」を選択した方にお聞きします。あてはまるものについて教えてください。(複数選択可)

2_抜毛症【当事者】(その他統合)_11
2_抜毛症【当事者】(その他統合)_12
2_抜毛症【当事者】(その他統合)_13

◆当事者調査チームの感想
・ある程度ストレスの原因となる事を自分で認識していると感じました。

・ストレスに気づいていない人が「たまたま抜いてみたら快感を感じた」と選択しているところに、新たな解決法の可能性があるように思う

・発症年齢と照らし合わせると「学業」「友人関係」の影響も大きいと感じる(学校の環境)

・思春期の時期と重なり、他者との比較で特に悩む時期かもしれない


メッセージ
ストレスとは悪なのか。
適度なストレスは誰しも抱えていることですが、体のサインとして髪を抜くという行為につながっている抜毛症。ASPJでは初期のストレスをできるだけ早いうちに客観的に見ることを提案していきたいと考えています。

一口に親子関係といっても一人一人違います。
どんな言葉どんな、シチュエーションで、自分がどのように傷ついたのか。こういったことを言語化しておくのはとても大事なことです。


◆参考髪がなくなる症状について

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