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抜毛症#8(髪の毛を抜くこと、剃る事)ASPJ調査結果

この記事は私たちASPJが2021年8月に行った独自調査の集計結果をまとめたものです。調査は脱毛症、乏毛症、抜毛症の当事者、それぞれの症状のご家族に対してウェブによるアンケートを実施し、651人の方から回答がありました。

このNoteの記事では、症状ごとにデータをまとめてみなさんに還元していきたいと思います。今回は、調査にご協力くださった抜毛症当事者の方191名の属性をまとめています。調査の概要は下記のページでも紹介していますので、合わせてご覧いただけますと幸いです。

◆本記事内容
26.抜毛箇所が「頭髪」と選択した方にお伺いします。髪の毛を剃っていますか。

27.Q26で「剃っている」「剃っていたことがある」を選択した方にお伺いします。その理由を教えてください。(複数選択可)

28.Q26の質問で「剃っていない」を選択した方にお伺いします。その理由を教えてください(複数選択可・・選択肢にない場合は「その他」にご記入ください)

29.抜毛症以外で、頭皮に生じているもの、頭皮の悩みについて教えてください(複数回答可)

2_抜毛症【当事者】(その他統合)_26

2_抜毛症【当事者】(その他統合)_27

2_抜毛症【当事者】(その他統合)_28

2_抜毛症【当事者】(その他統合)_29

◆当事者調査チームの感想
・異常があるところを抜いてしまう、炎症を起こして気になるという悪循環が起きてしまう。

・強迫概念の側面も感じ取れる(左右整えたい、まだらをなくしたい等)
・一度は剃毛してみたいとは思ったことがある

・残っている毛がやがて生えそろうと思っているので剃るという選択はしない方が多いと感じる(まだ隠せる状態)

・剃ったことがある、剃ろうと思ったことがあると答えた方は、抜毛症の状態が重度なのではないかと感じる。

◆参考
髪がなくなる症状について 
ASPJ土屋インタビュー記事

◆メッセージ
髪を剃るか迷っているというご相談をいただくことがあります。その多くは「抜毛を辞めたい」「短ければ抜く必要がなくなるのではないか」「まだらに生えている状態を毎日鏡で見るのが辛い」などの理由が添えられています。私達は多くの場合「未知」の事に対しての恐怖心があります。しかし、一度知ってしまうとその恐怖心は和らいでくるものだということも経験上分かっています。ASPJは同じ痛みのわかる仲間が集まっているコミュニティで明日ので、それぞれの心の段階を尊重し強いることは決してありません。

自分自身が納得いく答えが見つかるまで、そっと隣で寄り添っています。
どうか一人で悩まずに、お気持ちを吐き出すだけでも楽になる時がありますのでコンタクトしてくださいね。

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