きっかけ 2

それからすぐに頭に浮かんだのがもう1人の親友だった。いつもその3人で遊んでいたので、あいつにも連絡が行っているだろうかとすぐに電話をしたがコールが数回鳴って留守電になった。何度かかけ直したが同じ。とにかく誰かと話をして落ち着きたかった。相変わらず子供はテレビを見ながら無邪気に遊んでいた。その時はその無邪気さが辛かった。けれど、他に彼のことについて連絡できる人が思いつかず妻の帰宅を待った。

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