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【第26話】ライブ配信・ライバーに向いてない人とは(媚びれない編)

ライブ配信をはじめ、鳴かず飛ばずで1年が経ち、自分はライブ配信に向いていないことに気づいた。

結論


1.媚びれない
2.嘘つけない
3.課金したくない

逆を言えばどんな人でもこの三要素があれば人気ライバーになれると思っている。ライブ配信を1年、その後リスナーとして数年、多くのことを学ぶことができた。この記事が失敗談として誰かの参考になれば幸いである。

1.媚びれない
これまで連載してきたとおり、ライブ配信アプリの基本構造は、愛想を振りまく若い女性達に『寂しいかまっておじさん達が爆投げする』という、水商売の要素が強い。

男性も女性もライブ配信をしている者にとってリスナーはお客様だ。まずは知ってもらう、来てもらう、そして身銭を切って応援していただがなくてはならない。

偶然枠に入った人をいかに沼らせるか。固定客を逃さないためにどうするか。投げ師と無課金者の差別化をどうするかを考え実行する。

これは営業の世界と同じだ。営業マンが、相手の時間を頂戴し、まず知ってもらうために『媚びれるか』が重要だ。
また、離れそうなリスナーを繋ぎ止めるために媚びれるか。
「最近来てくれてないよね、、、さみしいなぁ」

頻繁に投げてくれるリスナーに媚びれるか。
「ありがとう!●●が最高!」
なんて言葉をサラッと言えなくてはならない。

Web上で何者でもない輩ができるのは媚びることだけだ。


そしてお客様が求めているモノを提供しなくてはライブ配信は成り立たない。

では、超高音ボーカルあすぱらぎんとしてのライブ配信はどうだっただろうか?
振り返ってみると、どこかプライドの様なモノがあり、媚びる(謙る)ような態度ができていなかった気がする。
そして、リスナーさん達に何かを提供できていたのだろうか?
歌ライバーを名乗る以上、歌を主に歌っていたのだが、レパートリーが少なく、なかなかリクエストには応えられなかった。

時々やってくる
「できれば、これ歌って欲しいです!」
という、歌えない曲のリクエストは正直困っていた。
うる覚えの歌を提供するのが嫌なので、練習しなくてはならない。練習のために莫大な時間を費やすのが目に見えてわかり、リクエストの安請け合いをしなくなった。
『頼めば唄ってくれる』
という価値を失うこととなった。

ただ、うる覚えの歌を提供して質を落とし、ライバーとしての価値を落とすわけにもいかなかった。難しいところではあった。

一方、雑談が面白ければ賑わっただろうが、喋りが下手で場が持たない。初心者の頃に比べれば少しは回せる様になっていただろうが、リスナーさんに対してお客様意識がなく、名前を覚えず、コメントが上手く捌けない。そして、再び聞きに来てくれた人にお礼が言えない。今思えば、リスナーさんひとりひとりに興味を持ち、背景を探るように雑談し、枠の一員として囲んでいけばよかったのだと反省している。

やはり、リスナーのコメントを丁寧に『汲んで行く』人が人気ライバーになれるのだ。

『俺ってすごくない?』

というスタイルではリスナーは集まらない。

リスナー達はすごい人に集まるのではなく、自分を肯定してくれる人のところに集まる。
これはライブ配信に限らずリアルの世界でも同じである。
つまり、自分の承認欲求を満たす目的ばかりで、他人の欲求は満たせていなかったのである。
何事もまずはギブしなくてはテイクはやってこないのだ。

若い頃、ホストでもやっていれば人気No. 1にもなれたんじゃねーのか?と高を括っていた時期があるが、今になって思うことは、自分には絶対に無理だったと確信している。実際にその世界に入っていたら毎年下級ホストで、立ち直れないくらい打ちのめされていただろう。水商売を甘く見ていた自分の浅はかさを反省した。

人気ライバーは対人関係の基礎的なことがわかっているので、変なコメントされても上手にかわしたり、寂しい人のケアを怠らない。常連でなくてもしつこいくらいにコメント、プロフィールに触れてくる。

結局、人とのコミュニケーションが好きな人が自然と人を集めるのである。

一方で、媚びらなくても着いてくれるリスナーさんは極わずかだがいる。むしろ媚びるのが嘘クサくて嫌だという人だ。リスナーをしている根底に『寂しさ』がない人だ。
その様なリスナーさんはライバーを純粋に応援している。

ライブ配信アプリのイベントやリアルでの活動の応援を募るなど、目的を明確にしてライブ配信をしているライバーが人々の『応援したい』『力になりたい』という想いを動かすのである。

次回へ続く👇【第27話】ウソつけない編
https://note.com/asparagine/n/n19d176bfede5

3.課金したくない
お金で人気を買うか、広告費として割り切るか

次回以降の内容キーワードのメモ
・ママライバーの葛藤
・嘘が嫌い、でもジョーク大好き、嘘つき誤魔化すライバーたちの末路
・オーガニックコスメの夢を追うライバーとインチキ
・投げないリスナーなど要らないと言ってるよね?
・あなたは有料?無料コンテンツ?価格設定の難しさ
・信用スコア、SNSのアルゴリズム。
・アイデアはいくらでもある、、、
・インスタにイケメン加工あげてみた
・『超高音ボーカル』て、、、コイツ「イタイ奴」やなと思われてる?
・コンテンツの変化
・著作権ガン無視のライバー達(DJ配信て、原曲流してるだけやん)
TikTokやっても時すでに遅し
TwitterについてSNSとは

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