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【33話】ライブ配信依存症 ライバーが辞められないあなたへ《前編》

ライブ配信で学んだことシリーズ。32話の『リスナー編』に引き続き今回は『ライバー編』を記す。ライバーが配信を辞められない理由とその解決策を記す。ライブ配信アプリに疑問を持つあなたの心に響けば幸いです。


【結論】

【辞められない理由】
・積み上げてきたものを捨てられない。
・投げ師への後ろめたさ、恐怖。
・支持されているという優越感を捨てられない。
・負けを認められない。
・配信ボタンを押す直前の不安(リスク)とそれをかき消す高揚感(報酬)にハマる。

【詳細】

人間は自分の人生で積み上げてきたものを簡単に捨てることはできない。
ライブ配信とて例外ではない。たかだか1年やっただけでも自分の時間、お金、労力、はたまた他人からの応援で積み上げてきたものがあるのだ。特に太客から得られたモノは大きい。そう考えると、サッと辞めてしまうことは支持者を裏切ることになる。支持者を裏切る行為は敵意に発展することもあるため、そう簡単には辞められないのだ。

人気ライバーになればフォロワー(支持者)が多くなってくる。フォロワーが多ければ多いほど人間の承認欲求は満たされる。ここで恐ろしいのが、その欲求に上限がないことだ。人気者であるという優越感は人間の価値観を狂わせる。

ライブ配信アプリの基本構造は他人と競争させるシステムになっている。だから、ほかの配信者をライバル視するようになる。「辞めることが負けを意味する」とどうしても辞められない。

人間の脳は脳内物質ドーパミンに支配されている。ドーパミンを分泌させ病みつきになる行為の典型例として、リスクを大きくとって大きな報酬を得ることだ。誰しもライブ配信開始のボタンを押す時は不安(リスク)を感じる。リスナーが来なくて過疎る不安。炎上の不安。身バレの不安など様々だ。そのリスクをとった上で得られるリスナーからの支持(報酬)がライブ配信依存症へと誘う。(いざなう)

【解決策】

時間、お金、労力、未来、リアル、健康のマインドセット
リスナー編(👉32話)を思い出しながら、今回はライバーの立場で考えてみる。

・時間

配信に費やした時間を別の行動に置き換えた時、物的(作品)又は技術的に(楽器を弾けるようになったなど)何かを残せているかを考える。また、自分の身近な人とのかけがえのない時間に置き換えてみる。(余命の短い祖父母やペット、育ち盛りの我が子)

・お金

配信を盛り上げるために購入した小道具、配信機器に出費した額はどのくらいだろうか?交流のあるライバーの枠を盛り上げるために自らリスナーになって付き合い、義理で課金した金額はどのくらいになっているだろうか?その分を自分への投資(習い事)、ご褒美(旅行)、身近な人へのプレゼントに置き換えてみる。すると、形、思い出として残ったり、感謝され、お返しで倍になって戻ってくる。

・労力

あなたが今まで培ってきた知識、技術は鼻の下を伸ばしながら下ネタをぶつけてくるおっさんのためではなく、誰にも構ってもらえない女子力Fランクの寂しい人々のためでもない。彼ら、彼女らの大半はあなたの知識、技術に興味があるのではなく、「ありがとう」と言ってほしいだけなのだ。そう、寂しいだけなのだ。物珍らしさに一瞬はあなたに興味を持ってくれるかもしれない。しかし、そのうち飽きてしまい、自分を特別視してくれなければ去っていくし、あなたが辞めれば似通ったライバーに移っていく。あなたが歯を食いしばりながら得た知識、技術はリアルに存在する身近な人や自分を求めてくれる人へ供給するモノだと考えよう。はたまた、それ相応の対価をリアルの世界でいただくためであると考え、ライブ配信で不特定多数の人々に披露したところで、あなたの努力は理解してはもらえない。あなたが凄いから支持しているのではない。リスナーは構ってもらいただけなのだ。自分を安売りせず、それ相当の対価をもらえるステージに足を運ぼう。

長くなったので次回【34話】《後編》へ続く👇

次回に続く見出し👇

・未来

・リアルの自分との対比

・健康

【おわりに】


【次回以降の内容キーワードのメモ】
・高学歴・高収入・高身長(3K)のための結婚女性の選び方
・まるでOne Pieceのビッグマム!魂を売ったライバーM君
・ライブ配信を卒業するライバーの断末魔の長文「コインがない」の言葉にに傷心

・ママライバーの賛否。子供放ったらかし配信を見て。
・X(Twitter)バズった一般人の末路
・だまされるのも幸せのうち ライブ配信アプリは宗教みたいなもん
・応援する人の心理「伸び代が見えるから応援する」
・あなたは有料?無料コンテンツ?価格設定の難しさ
・信用スコア、SNSのアルゴリズム。
・アイデアはいくらでもある、、、
・インスタにイケメン加工あげてみた
・『超高音ボーカル』て、、、コイツ「イタイ奴」やなと思われてる?
・著作権ガン無視のライバー達(DJ配信て、原曲流してるだけやん)
・TikTokやっても時すでに遅し


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