産地選び大事です。
私は東京から移住してアスパラガス農家になりました。
今回は農地を選ぶうえで意外と見落としがちな
ポイントをお話します。
農地選びのポイント
①産地である
農業は田畑があればどこでもできるのではと思いがちですよね。
私も始める前までは、好きな土地で好きな物を作ればいいと
考えていました。
実際始めてみると【産地】でやることがいかに理にかなって
いるかを身に染みて感じます。
産地には
・先駆者がいるので、経験値に基づいた学びが受けられる
・野菜ごとに部会が存在しており、情報の交換、共同選果場利用ができる
・野菜に適した気候であるから産地として成立している
アスパラガスに限って言えばこの共同選果場が利用できるかどうかが
労働時間に大きく関わってきます。
おそらくアスパラガスの産地以外で生産すると
夏のピーク時には、夜遅くまで出荷調整に追われことになるでしょう。
アスパラガスの成長は待ってはくれません。
適時で収穫し続けない限り、いい品物が出荷できなくなる。
作業も後手に回り管理できない恐ろしい事態に陥ります。
生産者が多くいる産地で始めることは
新規就農者にとってとても重要ポイントです。
②出荷場までの距離
これも意外と見落としがちなポイントではないでしょうか。
毎日出荷に片道1時間以上かかる。
ガソリン代そして限られた時間(寿命)の浪費ではないでしょうか。
始める前ならそのあたりも考慮して
土地選びすることをオススメします。
ちなみに私の住む壱岐市は島の端から端まで行っても
30分もあれば行くことができます。
ぎゅっと町の機能が集中しているので
とても便利な一面もあります。
しかも
イノシシなどの動物被害もなく
地震もめったにない。
まさに農業をするのに条件のそろった
日本でも屈指の好立地です。
(他の地でやったことがないので、真相は分かりませんがね。)
もっと新規で農業を始める人がいても
おかしくないのにな~と思う
そんな島です。
③家と農地の距離
管理の面から考えて、
やはり農地まですぐ行ける
これに尽きます。
これは都内で仕事をしていても同じですが
【職住近接】が
自分の時間を増やしてくれます。
仕事のパフォーマンスを上げてくれます。
通勤、通学に時間を費やすより
一日のうち自分の好きな時間をどれだけ作れるか
仕事選びをするうえで大切なポイントですよね。
今日も最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
では、また!
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