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マタハラ問題提起の旗手とコラボする

子どものいない人が職場で感じる「肩身の狭さ」の実態を調査しようと思ったが、どうやって始めたらよいかがわからず、なかなか着手できなかった。

その背中を押してくれたのが、NPO法人マタハラNetの創立者である小酒部さやかさんだ。

数年前に友人の紹介で面識はあったが、もう一度会いたいと思ったのは、「産育休者の仕事をカバーした社員に報酬を与える会社」という彼女の寄稿記事を読んだのがきっかけだった。

マタハラを訴えた女性ということで、子どものいる人の権利主張をする人という先入観を持っていたが、この記事でそれが払しょくされた。子どもの有無にかかわらず、客観的な目で働く人の権利や立場を考えてくれていると感じた。調査のことはさておき、そんな小酒部さんともっと話してみたいと思ったのだ。

一緒にランチをしながら、調査したいと話をすると「ぜひ一緒にやりましょう!」「結果は記者発表するとよいですよ!」と言ってくれた。まさか一緒に、とまでは期待していなかったので、うれしい驚きだった。

さらに、小酒部さんの取り持つ縁で、NPO法人Fineの松本亜希子さんともコラボすることになった。Fineは、不妊治療者当事者の相互支援組織で、松本さんとは以前に面識はあった。

小酒部さんにしろ、松本さんにしろ、特に親しい間柄ではないが、短期的にコラボレーションできるというのも、面白い現象だ。

そうして、子どものいない人を対象にした調査が始まった。

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