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どんぐりころころ

幼稚園のコウが数日かけて白い紙を細かく切って箱に入れていた。細かい紙のサイズは1センチ弱くらい。これが作品としてどう着地するのかと見守っていると、それは「ごはん」という完成形だった。こういう、似た形のたくさんのがうちの子は好きで、大量の紙わっか(飾りになる手前の状態)やペットボトルの蓋、紙をとにかく細く棒状にしたもの、そういう素材的なものが自分ボックスの中に色々備蓄されていた。

その収集欲求が大変満足させられる季節といえば秋。どんぐり拾いだった。

ご機嫌で拾ってきたどんぐりを子どもたちから預かり、ビニール袋に入れてそっと冷凍庫へ(虫対策)。ほとんどの場合、あの時持って帰ったどんぐりを出してと言わないので、しばらくするとそれではゴミとしてさよならしていく。秋限定の、森で素材をたくさん収穫できるというイベント。

中学生のコウは最近Youtubeで「どんぐりの中で栗みたいに美味しいのがあるらしい」と言ってきた。
食べたことないけど、食べられるらしい美味しいものは確かに気になる。

どんぐりは栄養価は高そうなのにどうしてスーパーで売っていないのか。

そもそもメジャーな三代穀物麦・トウモロコシ・米の優秀さはすごい。

育てやすい穀物は
・一年間で育てて収穫できる
・自家受粉の植物(品種改良できる)
・乾燥させて備蓄できる
・殻が柔らかい
・群生可能
・種をばら撒かない
 などなど

地理の雑学ゆっくり解説(Youtube)

一年スパンで枯れるのが植物の「ふつう」かと思ってたんだけど、そうじゃないことに驚き。

一方のどんぐりは毎年森に落ちているように思っていたが、かなりムラがあるそう。

コナラ(ドングリの一種)は、山野に自生しています。このためいつでも種子をつけると思われがちですが、実は2~3年周期で、豊作や凶作を繰り返しています。

(森林科学研究所)大洞智宏氏 ネット記事から

先述の育てやすい穀物ポイントから見たどんぐり
・一年間で育てて収穫(実がなるまでに何年もかかる、豊作・不作がある)
・自家受粉の植物(品種改良できる)
(他家受粉の方が実ができやすい種が多い)
・乾燥させて備蓄できる
 (結構大変)
・殻が柔らかい
 
・一箇所に群生する
 
・種をばら撒かない
  
……どんぐりがスタンダードにスーパーに売られるにはハードルが高いと納得。

またメジャーな三代穀物 麦・トウモロコシ・米は自家受粉によって品種改良を繰り返し、今のような美味しくて収穫量も多い状態となっているそう。

当たり前にたくさん食べてた米は、この世に生まれた時から米じゃなかったんだ‥いつもありがとう‥。

参考やおもしろかった資料
地理の雑学ゆっくり解説 ユーラシア大陸は最強の大陸である①
だれかに話したくなるあやしい植物図鑑 菅原久夫


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