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お客様はストーリーが好き

お客様に自分の商品を売り込むとき、

企業に自分の商品を紹介するとき、

どんな言葉をかけるだろうか?

ある人はこう言う。

「僕の作るフライドポテトは北海道の男爵イモのみを使用し、油はコーン脂を使用し外はカリッと、中はモチモチ•ホクホク。そこにローズマリーを加え香り良く仕上げた絶品のフライドポテトです」

あぁ確かに旨そうだ。
【商品の特徴】が前面に押し出された素晴らしい説明だ。

でも心のどこかでこう思う。

「といっても、マックやモスのポテトとそんなに変わらないんじゃないの?」
「普通のポテトにローズマリーを加えただけでしょ?」

という具合だ。

つまり、
【商品の特徴】
だけをお客様に訴えても、お客様を行動させるまでのパワーはないのだ。

今はモノで溢れかえっている。
お客様は必ず
【比較】
をしてから買うか否かの行動を決める。

商品の特徴だけ述べても、
既存商品と比べられ、
その戦いに負けたり、引き分けたりすると、

お客様は行動しない。

お客様に比べさせずに、
感情に訴えかける事ができれば、
お客様は必ずあなたが意図した行動をとる。

じゃあ、どうするか。

【商品のストーリー】

を語ろう。

逆にストーリーの無い商品は売るべきでは無い。
だって、大手企業やチェーン店と比較され絶対に勝てないからだ。

僕はこう語る。

『僕は小学校の先生をしていて、いつも子どもたちに

「自分のやりたい事、好きな事を伸ばしてそれを職業にするだ」

と教えていた。でも、自分は偉そうな事をいって何もしていないじゃないかと思い始めた。
そして、教員を辞めてニュージーランドへ飛んだ。
一年半の歳月が経ち、バックパックでニュージーランド縦断をした。
その道中、衝撃が走った。
今までにない絶品のフライドポテトに出会った。

「これを日本に広めよう」

これが、僕のハンドカットフライズ(僕らはフライドポテトをこう呼ぶ)の始まりだ』

と。
そうなぜその商品なのか、という
【商品のストーリー】
を語ることで、

お客様の感情に訴えかける。

そして、僕はこう続ける。

『そこで、僕の生まれ故郷である北海道から、

フライドポテトを通して北海道の「農と食」の素晴らしさを伝えていきたい。

という思いで、契約農家さんと二人三脚でこのハンドカットフライズを作っています』

あなたは
【商品の特徴】

【商品のストーリー】

を聞いたときとではどちらが
より心に響いただろうか。


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